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今月の主な内容 ■各部より・・・研修部、調査研究部、教育相談部 ■研究所からのお知らせ 2015 年8月 28 日配信 配信元 福井県教育研究所 TEL0776-36-4850 E-mail[email protected] HPhttp://www.fukui-c.ed.jp/~fec/ 福井県教育研究所 メールマガジン第4号

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今月の主な内容

■各部より・・・研修部、調査研究部、教育相談部

■研究所からのお知らせ

2015年8月 28日配信

配信元 福井県教育研究所

TEL0776-36-4850

E-mail: [email protected]

HP:http://www.fukui-c.ed.jp/~fec/

福井県教育研究所

メールマガジン第4号

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◆◇ いよいよ9月!!夏休み開けのスタートダッシュ ◇◆

夏休みも終わり、9月には学校生活がスタートします。夏休みは、「教師が新しい視点

で授業のこと、子どものこと、学校のことを考える」期間でした。9月からは夏休み中に

参加された研究会や学習会また教育研究所の集合型研修講座などで経験されたことを参考

にしていただき、授業づくりや学級経営に活かしていただければ幸いです。

また、9月以降の教科指導、学校改善、情報教育、教育相談および生徒指導などでお悩

みの点があれば当研究所へご相談ください。訪問させていただき、先生方と一緒になって

課題に取り組んでいきます。

■ 各 部 よ り

研 修 部

○研修講座報告

-ファシリテーションの活用術-

講師に株式会社シェヘラザード代表取締役の坂本祐央子様をお迎えし、7月7日(火)に

会議編、8月3日(月)に授業編と、2日開催しました。のべ52名の様々な校種の先生方

が受講されました。会議編では、「ファシリテーション」や「聴いて引き出すコツ」につい

ての講義の後、グループでの模擬会議を通して、合意形成の極意などを学びました。また、

演習後に必ず振り返りを行うことも印象的でした。授業編では、ファシリテーションの手法

であるフューチャーセッションとワールドカフェを体験し、思考を促す問いかけの必要性

や、他の人の様々な意見に耳を傾ける大切さを実感していたようです。

参加された先生方からは、「準備一つ、言葉一つで会議が変わる!と思いました。」「講義

の後の演習を通して、ファシリテーションの手法を実感でき大変参考となりました。」「ファ

シリテーションの考え方を、会議や授業で取り入れたいと思いました。問いかけの力を磨き、

先生や生徒が自発的に動き出すようなスキルを身につけていきたいです。」などの感想をい

ただきました。

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○初任者研修報告

-奥越高原青少年自然の家 宿泊研修-

8月4日(火)~5日(水)に奥越高原青少年自然の家にて、平成27年度初任者研修の

宿泊研修が行われました。総勢187名が参加しました。

初日の午後、授業名人22名とHERT(福井の教育を支援する教員OBの会)のメンバ

ーから8名をお招きして、研究レポートのグループ協議を、校種・教科ごとに行いました。

各自の研究テーマについて、より具体的な実践に向け、意見交換を通して深めることができ

ました。

夜のレクリエーションの指導の実践では、各自がレクリエーション案のレポートを持参

し、活動班で検討し実践しました。さらにクラス経営や学年行事の指導などに役立てられる

よう、その指導方法を学んでいました。班によっては、他の班と合同で取り組むことで、活

動班以外のメンバーとの交流も盛んに行われ、より広く仲間意識の輪が育まれました。

2日目の「福井の教育」の研修では、野外活動を行い、福井の自然を学びました。

まず、里山里海湖研究所の保全推進員を講師に、「生物多様性」をテーマとした講義を受

けました。その後、「身近な自然を体験しよう」をテーマにフィールドワークが行われまし

た。ふるさと研究員や自然観察指導員の会の皆さんの指導の下、6つのグループに分かれ、

「自然観察の森」の観察を行い、身近な植物等を使って楽しみながら自然を学びました。

○訪問研修報告

-小学校理科実験-

(8月7日 鯖江市北中山小学校)

「顕微鏡等の使い方」、「電磁石つりざおの製作」など、夏休み明けの小学校理科の授業に

役立つ実験やそのポイントを紹介する訪問研修を実施しました。この日は北中山小学校の

8名の先生方が参加されました。「顕微鏡の使い方」については、顕微鏡の運搬方法のポイ

ントや操作の意味などを確認しながら、実際の標本を観察してみました。「電磁石つりざ

おの製作」では、小学校5年生で学習する電磁石の単元と他学年での学習内容の関連を確

認しました。

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その後、児童の興味を引く教材として電磁石に

よるつりざおの製作を行いました。

参加された先生方からは「一つひとつの顕微鏡

操作の意味を確認することができました。」「電磁

石つりざおを作りながら回路のことが楽しく学

べそうです。」などの感想をいただきました。

調 査 研 究 部

○7月にCAN-DOリスト研究会実施

7 月30日(木)に当研究所で東京外国語大学の投野由紀夫教授を講師としてお招きし、

『CAN-DOリストを活用した指導と評価について』というテーマで、ご講義いただきま

した。中学校英語科教員を中心に、多数の先生方の参加があり、現在の英語教育の流れを踏

まえたCAN-DOリストの作成ポイント、指導や評価での活用法、また今後の英語教育の

動向など、幅広い知見を得る機会となりました。英語ユニットの研究についてもご示唆いた

だき、英語教育が大きく変わろうとしている中で、各学校が共通したレベル感を持って到達

目標を設定することが大事であり、そのために※CEFRを基にした揺るがないレベル基

準を示す大枠としての福井県英語学習CAN-DOリストがあることは大変意味のあるこ

とだと学びました。

当研究所英語ユニットは、今後もこの福井県英語学習CAN-DOリストの活用法の研

究を進め、研修等を通じて多くの先生方に伝えていきます。CAN-DOリスト活用法の通

信型研修も配信予定です。ぜひご活用ください。第2回CAN-DOリスト研究会は11月

ごろ開催予定です。

<※CEFRとは>

(Common European Framework of Reference for Languages;ヨーロッパ言語共通参照枠)

のことで、2001年に欧州評議会(Council of Europe)によって発表された、外国語

能力の参照基準です。

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教 育 相 談 部

○研修講座報告

-スマホ時代に対応した生徒指導・教育相談-

8月7日(金)に、スマホ使用に関するトラブル等の指導者として、日本の第一人者であ

る兵庫県立大学環境人間学部の竹内和雄准教授を講師としてお招きし、研修講座を県立図

書館で開催しました。小・中・高校から34名の先生方が参加されました。

竹内先生は、急速に低年齢化が進む、スマホやSNSの使用をめぐる指導について、全国で

ご活躍の先生で、本研修講座でも、最新のデータや事例を具体的に、わかりやすく説明して

いただきました。それに加えて、公立中学校の教諭としての体験にもとづく昔も今も変わら

ない生徒指導担当者としての普遍的な態度についても教えてくださいました。講座の中か

ら、先生の言葉で印象に残っているものを紹介します。

<竹内和雄先生の言葉>

○スマホの問題は“心”の問題である。 ○スマホ指導の答えは“現実”の中にある。

まず、子どもたちは、スマホやSNS使用に関して、「何を知っていて、何を知らないの

か」を保護者や教員が理解することが重要であることを指摘されました。そして、禁止や制

限といった他律的指導から、子どもたち自身によるルール作りなど自律的指導への転換が

必要になってきていることを指摘し、子どもたちに考えさせる具体的な指導の方法を体験

的に学びました。まとめとして参加者がグループに分かれて、スマホの問題点を考え、発表

しました。これらの活動は、まさに良質のアクティブラーニングといえ、参加者にも大変好

評でした。

参加者からは、「実際に(スマホに関する)授業の時間配分や組み立て方を体験すること

ができて、本当にすばらしく、とても勉強になりました。」「スマホ時代になっても、“心の

教育”が大事だということ、生徒の心を把握し、支援することの大事さをあらためて感じま

した。」「現在、地域で統一ルールを作成し、試行錯誤しながら取り組んでいます。この研修

は今後の励みになりました」等の感想が聞かれ、充実した研修講座となりました。

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○2015フレンド学級(前期の活動)

-

園児たちと楽しい時間を

過ごすことができました。

3部合唱に挑戦しました。声を

重ねる楽しさを学びました。

エンゼルランドへ出かけました。

サイエンスショーでは、科学の

不思議さに興味を持ちました。

藤島高等学校ジャグリング部の

皆さんのすばらしい技の数々に

圧倒されました。

ジャグリング

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◆駐車場についてのお願い

研究所へ車でお越しの際は、「研究所本館前駐車場」または「情報教育センター前駐

車場」をご利用ください。運動公園施設改修工事のため「運動公園駐車場」は利用でき

ませんのでご注意ください。

◆公共交通機関の利用について

京福バスを利用する場合は、下記のダイヤを参考に、福井駅前7番乗り場で「運動公園

行き」に乗車して、福新町一丁目の停留所で下車してください。その他の公共交通機関の

情報は、「ばす・でんしゃナビふくい」でご覧いただけます。

(参考)京福バス

【行き】70 系統 運動公園線(道守高校先回り)

【帰り】71 系統 運動公園線(ベル前先回り)

◆研修講座申込について

魅力ある研修講座がラインナップされています。申し込みを希望される方はぜひ

ご登録ください。

http://www.fukui-c.ed.jp/~fec/kensyu/manabi.html

講座開始時刻 9:30 13:30

福井駅前発 8:20 8:40 12:20 12:40

福新町 1 丁目着 8:35 8:55 12:35 12:55

講座終了時刻 16:00 16:30

福新町 1 丁目発 16:12 16:32 16:52 17:12

福井駅前着 16:33 16:53 17:13 17:33

情報教育センター前駐車場

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◆通信型研修の受講登録について

教育研究所のホームページから個人でも学校単位の団体でも申し込むことが可能です。

お申し込みがまだの方は、ぜひご登録ください。

http://www.kyoken-fukui.net/tuushin/

◆ID・パスワードについて

○研修講座申込について

各学校長宛に配布しているID・パスワードです。

○教材研究支援システム(研修講座実施要項ダウンロードなど)について

ID・パスワードとも te*****sf**ui です。

○教育情報フォーラムについて

小学校・中学校教育情報フォーラムは義務教育課、高等学校教育研究会サイトは

高校教育課へそれぞれお問い合わせください。

◆教育研究所HPについて

研修講座の詳細、学習支援教材、各種様式、教育データベース、リンク集など、様々

な教育情報が満載です。アクセスしてみてください。

http://www.fukui-c.ed.jp/~fec/

◆お問い合わせ先

○福井県教育研究所

TEL 0776-36-4850 (代表) FAX 0776-36-4851

E-mail: [email protected]

○メールマガジン

ご感想やご意見は、メルマガ担当までご連絡ください。

E-mail: [email protected]