キリン掲示板 HARMONIA - Kirin Holdings...HARMONIAとは、ギリシャ神話の“調和...

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たくさんの力をひとつに 本年7月、「キリンホールディングス」を発足し、新たな経営体制をスタートさせま した。キリンといえば、ビールやソフトドリンクを思い浮かべるかもしれません が、じつは発酵・バイオの技術から培ったノウハウを活かして、医薬品や健康・機能 性食品、そして花やジャガイモまで、グループ各社で幅広く研究、開発。 キリングループは力をひとつに、「食と健康」の未来につながる 新しい提案を続けていきます。ご期待ください。 HARMONIA ハーモニア 169中間報告書 200711日から2007630日まで 株主の皆様へ 中間期の業績およびホールディングス体制への 移行についてご説明します。 トピックス ビールや飲料の新商品、キリンファーマ㈱として 新たなスタートを切る医薬事業についてご説明します。

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Page 1: キリン掲示板 HARMONIA - Kirin Holdings...HARMONIAとは、ギリシャ神話の“調和 と秩序の女神”。株主の皆様や社会との調和 の取れた発展を目指す私たちの決意を表し

たくさんの力をひとつに本年7月、「キリンホールディングス」を発足し、新たな経営体制をスタートさせま

した。キリンといえば、ビールやソフトドリンクを思い浮かべるかもしれません

が、じつは発酵・バイオの技術から培ったノウハウを活かして、医薬品や健康・機能

性食品、そして花やジャガイモまで、グループ各社で幅広く研究、開発。

キリングループは力をひとつに、「食と健康」の未来につながる

新しい提案を続けていきます。ご期待ください。

この報告書は再生紙を使用しており、かつ自然にやさしい大豆インキを使用しております。

キリン掲示板

HARMONIAハーモニア

第169期 中間報告書2007年1月1日から2007年6月30日まで

株主の皆様へ

中間期の業績およびホールディングス体制への

移行についてご説明します。

トピックス

ビールや飲料の新商品、キリンファーマ㈱として

新たなスタートを切る医薬事業についてご説明します。

商号変更に伴う株券引換えについて

正式には政令により、実施日が決定されますが、経

済界・金融界としては、「2009年(平成21年)1月」を実施目標として株券電子化の準備を進めています。

株券電子化に関して「ほふり」への株券お預けのおすすめ

株券が電子化されると…

 旧商号株券(麒麟麦酒株式会社の株券)だけでな

く、新商号株券(キリンホールディングス株式会社

の株券)も無効になります。

 株主様の権利は、当社が開設する口座(特別口

座)で確保されますが、特別口座では株式の売買は

できません。

株券をお手元(自宅、貸金庫等)にお持ちの場合

は、お早めに証券会社を通じて「ほふり」へお預け

いただくことをおすすめします。

なお、旧商号株券(麒麟麦酒株式会社の株券)の

まま「ほふり」に預けることも可能です。ただし、

証券会社によりお取り扱いが異なる可能性があり

ますので、詳細につきましては、お取引の証券会

社にお問合せください。•本ご案内は2007年(平成19年)7月末時点の情報に基づき作成しております。今後出される法律、政・府省令等により、内容が変更となる可能性がございますのでご留意ください。

本件およびその他の株式事務に関するお問合せ先

当社株主名簿管理人 三菱UFJ信託銀行 証券代行部

7 0120–232–711(平日9:00–17:00)

※「ほふり」は、(株)証券保管振替機構の愛称です。

引換え対象となる株券をお持ちの株主様には、本年7月2日発送の「商号変更に伴う株券引換えのご案内」でご連絡いたしました通り、旧商号株券(麒麟麦酒株式会社の株券)は、平成20年1月4日(金)受渡分(実質上は本年12月25日(火)売買成立分)以降は、各証券取引所の市場において流通しなくなります。新商号株券(キリンホールディングス株式会社の株券)への引換え手続きがお済みでない株主様は、お早

めにお手続きをお取りくださいますようお願いします。なお、株券を「ほふり」へ預託することをご検討さ

れている株主様は、左記をご覧ください。

単元未満株式(1株から999株)をお持ちの株主様へ株券を引換えずに旧商号株券のまま、買取または買増制度を利用することが可能です。

また、麒麟麦酒の単元未満株券を合計した株式数または単元未満株券と単元未満の登録不発行株式(株

券が発行されていない株式)を合計した株式数が、1,000株以上となる場合、キリンホールディングスの1,000株券1枚におまとめすることも可能です。

+麒麟麦酒株券500株

麒麟麦酒株券100株

引換え

+ 登録不発行株式100株

キリンホールディングス株券

1,000株

+ キリンホールディングス株券

1,000株 + 登録不発行株式5株+ 登録不発行

株式105株麒麟麦酒株券

500株麒麟麦酒株券

100株

●例1、例2のどちらの場合も、引換え後に登録不発行株式となった株式数について、買取または買増制度を利用することが可能です。

引換え

例1 500株券を1枚と100株券を6枚お持ちの場合

例2 500株券を1枚、100株券を4枚と登録不発行株式105株をお持ちの場合

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 HARMONIAとは、ギリシャ神話の“調和

と秩序の女神”。株主の皆様や社会との調和

の取れた発展を目指す私たちの決意を表し

ています。

 1907年の創立から100年。今ではビール

などの酒類をはじめ、飲料、医薬、健康・機能

性食品、花など多岐に渡る事業とアジア・オ

セアニアなど海外市場への展開など、活躍の

フィールドは大きく広がっています。今まで

に培ってきたそれぞれの強みを活かしつつ、

“たくさんの力をひとつ”にまとめ、キリング

ループは飛躍的な成長を目指します。

1 2

株主の皆様へ

2007年7月1日、純粋持株会社「キリンホールディングス株式会社」として、新経営体制がスタートしました。2007年は、創立100周年の年であるとともに、キリンホールディングス社としてスタートする変革の年でもあります。次の100年に世界中で、キリンブランドが「信頼と躍進のブランド」として支持される企業グループとなるべ

く、従来の延長線上にはない新たな成長を加え、飛躍的な成長を目指します。

2007年上半期は、メルシャン社の新規連結分が寄与し増収となりましたが、国内酒類事業における競争

激化や原材料価格の高騰の影響等もあり、利益面においては減益となりました。

国内酒類事業では、各社からの多くの新商品発売等で市場環境が激化したビール・発泡酒・新ジャンル合計

の販売数量が前年比2.7%減となりました。海外酒類事業では、ライオンネイサン社の豪州での好調や高価

格帯商品へのシフトによる利益改善効果などが営業利益に大きく寄与しています。また、清涼飲料事業は、売

上数量が前年比で6%増と堅調に推移し、増益を達成しています。医薬事業も、昨年4月の薬価改定等の影響

もありましたが、堅調に推移し、前年並みの利益を確保しました。

株主様への還元については、中間期は前期比1.0円増の9.0円の配当といたしました。通期では前期比1.0

円増の18.0円を予定しています。

2007年上半期は、増収減益(原材料価格高騰等の影響)

7月1日、キリングループの純粋持株会社「キリンホールディングス株式会社」が誕生しました。ホールディ

ングス体制は、より競争力を持ったダイナミックなグループ経営の実現を目的としています。事業会社にビ

ジネスチャンスがあれば大胆な資源配分を行い、各事業会社には大きく権限を委譲し、お客様への対応を独

自の判断でスピーディーに行えるようになります。これにより、各事業会社の市場への密着度が高まり、今

まで以上に成長が期待できると思います。さらには、各社の技術やノウハウを共有することでグループ内シ

ナジーの拡大を図るとともに、今後の成長の源泉も開拓していきたいと考えています。シナジーは、研究開

発や原料調達から製造、物流、販売までさまざまな面で追求し、事業効率化やコスト削減などに全社で取り

組んでいきます。飛躍的な成長を遂げていくには、今までの事業の連続や延長線上だけではない新たな成長

も加えて、キリングループ全体が躍進していくことが重要になります。今後も、キリングループの1社1社が

グループを構成する重要な会社となり、それぞれの事業活動を通じてキリンのブランド価値・企業価値の向

上を図っていきます。

キリンビールからキリンホールディングスへ

2007年2月、キリンビールは創立100周年を迎えました。株主様をはじめ、キリンを支えてくださったす

べての方々に感謝するとともに、これからの100年も株主様、お客様の信頼とご期待に応えるグループとし

て、新たな価値の提案を続けていきたいと考えています。

キリングループは今、キリングループ長期経営構想「キリン・グループ・ビジョン2015(KV2015)」の達成

に向けて取り組んでいます。これは2015年に向け、売上高3兆円(酒税込み)、海外市場比率30%(対酒税抜

き連結売上高及び対連結営業利益)を目標とした、キリングループが目指す方向性を示した意欲的な構想で

す。何事にも従来の延長線上ではなく、殻を破って新たなチャレンジをし、次代を担う新しい柱を作ってい

かなければなりません。キリンの事業領域は“食と健康”です。単に、規模の拡大を図るのではなく、培ってき

た技術や経験といった強みが活かせる分野で事業を広げていきたいと考えています。「おいしさを笑顔に」と

いうグループスローガンのとおり、私たちが提供する価値を一人でも多くのお客様の「笑顔」につなげていき

たいと願っています。そして、これからの100年、「信頼と躍進のブランド」として支持される企業グループ、

「世界のKIRIN」でありたいと考えています。

今後も皆様のご支援のほど、よろしくお願いいたします。

100周年を迎え、新たな一歩

HARMONIAハーモニア

CONTENTS1 株主の皆様へ

3 100年目の新たなスタート

5 トピックス

7 IR室より

12 CSR

13 株式データ、株主メモ

14 コーポレートデータ

連結売上高(中間期/単位:億円)

連結営業利益(中間期/単位:億円)

連結中間純利益(中間期/単位:億円)

05/06 06/06 07/060

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

05/06 06/06 07/06

200

150

100

50

005/06 06/06 07/06

500

400

300

200

100

0

1株当たり配当金(単位:円)

03 04 05 0706

20

10

15

5

0

(9.0)(8.0)

(7.0)(6.5)(6.0)

18.0(予定) 17.0

14.513.5

12.0

代表取締役社長

0

10,000

20,000

30,000

40,000

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

2006年(実績) 2007年(計画)

連結売上高 営業利益

2009年(目標) 2015年(到達目標)

連結売上高・営業利益(単位:億円)

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 HARMONIAとは、ギリシャ神話の“調和

と秩序の女神”。株主の皆様や社会との調和

の取れた発展を目指す私たちの決意を表し

ています。

 1907年の創立から100年。今ではビール

などの酒類をはじめ、飲料、医薬、健康・機能

性食品、花など多岐に渡る事業とアジア・オ

セアニアなど海外市場への展開など、活躍の

フィールドは大きく広がっています。今まで

に培ってきたそれぞれの強みを活かしつつ、

“たくさんの力をひとつ”にまとめ、キリング

ループは飛躍的な成長を目指します。

1 2

株主の皆様へ

2007年7月1日、純粋持株会社「キリンホールディングス株式会社」として、新経営体制がスタートしました。2007年は、創立100周年の年であるとともに、キリンホールディングス社としてスタートする変革の年でもあります。次の100年に世界中で、キリンブランドが「信頼と躍進のブランド」として支持される企業グループとなるべ

く、従来の延長線上にはない新たな成長を加え、飛躍的な成長を目指します。

2007年上半期は、メルシャン社の新規連結分が寄与し増収となりましたが、国内酒類事業における競争

激化や原材料価格の高騰の影響等もあり、利益面においては減益となりました。

国内酒類事業では、各社からの多くの新商品発売等で市場環境が激化したビール・発泡酒・新ジャンル合計

の販売数量が前年比2.7%減となりました。海外酒類事業では、ライオンネイサン社の豪州での好調や高価

格帯商品へのシフトによる利益改善効果などが営業利益に大きく寄与しています。また、清涼飲料事業は、売

上数量が前年比で6%増と堅調に推移し、増益を達成しています。医薬事業も、昨年4月の薬価改定等の影響

もありましたが、堅調に推移し、前年並みの利益を確保しました。

株主様への還元については、中間期は前期比1.0円増の9.0円の配当といたしました。通期では前期比1.0

円増の18.0円を予定しています。

2007年上半期は、増収減益(原材料価格高騰等の影響)

7月1日、キリングループの純粋持株会社「キリンホールディングス株式会社」が誕生しました。ホールディ

ングス体制は、より競争力を持ったダイナミックなグループ経営の実現を目的としています。事業会社にビ

ジネスチャンスがあれば大胆な資源配分を行い、各事業会社には大きく権限を委譲し、お客様への対応を独

自の判断でスピーディーに行えるようになります。これにより、各事業会社の市場への密着度が高まり、今

まで以上に成長が期待できると思います。さらには、各社の技術やノウハウを共有することでグループ内シ

ナジーの拡大を図るとともに、今後の成長の源泉も開拓していきたいと考えています。シナジーは、研究開

発や原料調達から製造、物流、販売までさまざまな面で追求し、事業効率化やコスト削減などに全社で取り

組んでいきます。飛躍的な成長を遂げていくには、今までの事業の連続や延長線上だけではない新たな成長

も加えて、キリングループ全体が躍進していくことが重要になります。今後も、キリングループの1社1社が

グループを構成する重要な会社となり、それぞれの事業活動を通じてキリンのブランド価値・企業価値の向

上を図っていきます。

キリンビールからキリンホールディングスへ

2007年2月、キリンビールは創立100周年を迎えました。株主様をはじめ、キリンを支えてくださったす

べての方々に感謝するとともに、これからの100年も株主様、お客様の信頼とご期待に応えるグループとし

て、新たな価値の提案を続けていきたいと考えています。

キリングループは今、キリングループ長期経営構想「キリン・グループ・ビジョン2015(KV2015)」の達成

に向けて取り組んでいます。これは2015年に向け、売上高3兆円(酒税込み)、海外市場比率30%(対酒税抜

き連結売上高及び対連結営業利益)を目標とした、キリングループが目指す方向性を示した意欲的な構想で

す。何事にも従来の延長線上ではなく、殻を破って新たなチャレンジをし、次代を担う新しい柱を作ってい

かなければなりません。キリンの事業領域は“食と健康”です。単に、規模の拡大を図るのではなく、培ってき

た技術や経験といった強みが活かせる分野で事業を広げていきたいと考えています。「おいしさを笑顔に」と

いうグループスローガンのとおり、私たちが提供する価値を一人でも多くのお客様の「笑顔」につなげていき

たいと願っています。そして、これからの100年、「信頼と躍進のブランド」として支持される企業グループ、

「世界のKIRIN」でありたいと考えています。

今後も皆様のご支援のほど、よろしくお願いいたします。

100周年を迎え、新たな一歩

HARMONIAハーモニア

CONTENTS1 株主の皆様へ

3 100年目の新たなスタート

5 トピックス

7 IR室より

12 CSR

13 株式データ、株主メモ

14 コーポレートデータ

連結売上高(中間期/単位:億円)

連結営業利益(中間期/単位:億円)

連結中間純利益(中間期/単位:億円)

05/06 06/06 07/060

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

05/06 06/06 07/06

200

150

100

50

005/06 06/06 07/06

500

400

300

200

100

0

1株当たり配当金(単位:円)

03 04 05 0706

20

10

15

5

0

(9.0)(8.0)

(7.0)(6.5)(6.0)

18.0(予定) 17.0

14.513.5

12.0

代表取締役社長

0

10,000

20,000

30,000

40,000

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

2006年(実績) 2007年(計画)

連結売上高 営業利益

2009年(目標) 2015年(到達目標)

連結売上高・営業利益(単位:億円)

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100年目の新たなスタート ~純粋持株会社制へ~

キリンビール株式会社は、キリングループ長期経営構想「キリン・グループ・ビジョン

2015(KV2015)」で掲げている飛躍的な成長に向けて、2007年7月1日から純粋持株会社制へ移行し、キリンホールディングス株式会社として新たにスタートしました。

グループ組織構造(2007年7月1日~)

主要事業会社の概要

キリンビール100年の歴史を持つ国内酒類事業を継承する事業会社。キリ

ングループの国内酒類事業の中核を担い、ビール・発泡酒・新

ジャンルをはじめ、チューハイ、洋酒、焼酎、中国酒など総合的

なラインナップでお客様のさまざまなニーズにお応えするとと

もに、新しいおいしさ、楽しみ方を積極的に提案していきます。

今後は、メルシャン社との協業を通じ、国内最強の総合酒類

グループを目指すとともに、キリンビバレッジ社と連携を図

り、綜合飲料グループ戦略を実行していきます。

メルシャン2006年12月、キリンビール社と業務・資本提携し、キリン

グループの一員として新たなスタートを切りました。この「第

2の創業」にあたって、今後、市場拡大の可能性があるワイン事業と加工用酒類事業に特化し、両事業においてNo.1を目指すとともに、真にお客様基点の経営を実践する会社を目指しま

す。そのため、経営体制のみならず会社組織を大きく見直し、

全社でお客様により近づき、お客様視点で考え、行動できる会

社へ変革していきます。

キリンビバレッジキリングループの飲料事業の中核会社として、国内・海外に

おいてもキリングループ各社と広範に渡る連携により、綜合飲

料グループ戦略を推進していきます。

「キリン・グループ・ビジョン2015」の第1期アクションプランとなる2007–2009年中期経営計画「KV2015ステージ1」

では、『新たな「競争力強化の3ヵ年」』をテーマに掲げ、従来の延長線ではない飛躍的な成長を実現し、国内ナンバー2に迫るポジションを目指します。

ライオンネイサン、サンミゲル、麒麟(中国)投資有限公司ライオンネイサン社は、オーストラリアで第2位、ニュー

ジーランドで第1位のビールメーカー。ブランド力のある複数のビールを持つとともに、スピリッツやRTD、ワインも手がけています。現在、約46%の株式を保有しており、キリンホールディングスの連結子会社です。7期連続営業増益と安定的な収益を継続しており、キリングループの2006年度の連結決算では営業利益で約25%の寄与となっています。原料調達での協力や人材・技術交流なども行っています。

サンミゲル社は、フィリピンのビール市場において約90%のシェアを有しているほか、中国、ベトナム、インドネシア、

オーストラリアなどアジア・オセアニアで事業を展開していま

す。また、ビール以外に清涼飲料、洋酒、食品などの事業を手が

けている総合飲料・食品メーカーでもあります。キリン社は約

20%の株式を保有しており、持分法適用関連会社になります。麒麟(中国)投資有限公司は、中国上海に位置し、中国戦略

を統轄しています。長江デルタ地域、東北三省地域、珠江デル

タ地域の3地域を重点市場とし、積極的な事業展開を行っています。

キリン ヤクルト ネクストステージ

キリン ヤクルト ネクストステージ社は、キリングループお

よびヤクルトグループが両社の持つ力を合わせて、「食と健康」

をテーマにした新たな価値を創造することを目指して設立さ

れました。健康の維持・向上をサポートする健康・機能性食品を

提供していきます。全国約4万6千人のヤクルトスタッフの協力も得ながら、「安全」「おいしさ」「機能性」をお届けし、これら

を通じたお客様とのコミュニケーションを重ね、お客様から

「絆」を感じていただける企業を目指します。

構成会社

キリンビール

分社化

国内酒類事業

キリンビバレッジ

完全 子会社化

清涼飲料事業

キリンファーマ

分社化

分社化

医薬事業

キリンフードテック

調味料事業

キリンアグリバイオ

アグリバイオ 事業

キリン 

ヤクルト

ネクストステージ

健康・機能性 食品事業

ライオンネイサン

麒麟(中国)投資有限公司

その他海外事業会社

ナガノトマト

その他事業会社

キリンビジネスエキスパート

キリンビジネスシステム

キリンリアルエステート

国際酒類事業

メルシャン

キリンディスティラリー

キリンマーチャンダイジング

キリン物流

キリンエンジニアリング

など

小岩井乳業

上海錦江麒麟

など

キリン・

アムジェン

キリンファーマUSA

第一キリン薬品 など

キリン・

ミオンフーズ

ジャパンポテト

など

麒麟 酒(珠海)

大連大雪 酒

杭州千島湖 酒

など

日本リカー

など

業務・ 資本提携

事業会社

機能分担会社

キリンホールディングス

※1 2007年7月1日分社化※2 2006年12月26日子会社化※3 2006年10月1日完全子会社化

※1 ※2 ※3 ※1

※1

キリンファーマ(詳細はP6で紹介)

発泡酒

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100年目の新たなスタート ~純粋持株会社制へ~

キリンビール株式会社は、キリングループ長期経営構想「キリン・グループ・ビジョン

2015(KV2015)」で掲げている飛躍的な成長に向けて、2007年7月1日から純粋持株会社制へ移行し、キリンホールディングス株式会社として新たにスタートしました。

グループ組織構造(2007年7月1日~)

主要事業会社の概要

キリンビール100年の歴史を持つ国内酒類事業を継承する事業会社。キリ

ングループの国内酒類事業の中核を担い、ビール・発泡酒・新

ジャンルをはじめ、チューハイ、洋酒、焼酎、中国酒など総合的

なラインナップでお客様のさまざまなニーズにお応えするとと

もに、新しいおいしさ、楽しみ方を積極的に提案していきます。

今後は、メルシャン社との協業を通じ、国内最強の総合酒類

グループを目指すとともに、キリンビバレッジ社と連携を図

り、綜合飲料グループ戦略を実行していきます。

メルシャン2006年12月、キリンビール社と業務・資本提携し、キリン

グループの一員として新たなスタートを切りました。この「第

2の創業」にあたって、今後、市場拡大の可能性があるワイン事業と加工用酒類事業に特化し、両事業においてNo.1を目指すとともに、真にお客様基点の経営を実践する会社を目指しま

す。そのため、経営体制のみならず会社組織を大きく見直し、

全社でお客様により近づき、お客様視点で考え、行動できる会

社へ変革していきます。

キリンビバレッジキリングループの飲料事業の中核会社として、国内・海外に

おいてもキリングループ各社と広範に渡る連携により、綜合飲

料グループ戦略を推進していきます。

「キリン・グループ・ビジョン2015」の第1期アクションプランとなる2007–2009年中期経営計画「KV2015ステージ1」

では、『新たな「競争力強化の3ヵ年」』をテーマに掲げ、従来の延長線ではない飛躍的な成長を実現し、国内ナンバー2に迫るポジションを目指します。

ライオンネイサン、サンミゲル、麒麟(中国)投資有限公司ライオンネイサン社は、オーストラリアで第2位、ニュー

ジーランドで第1位のビールメーカー。ブランド力のある複数のビールを持つとともに、スピリッツやRTD、ワインも手がけています。現在、約46%の株式を保有しており、キリンホールディングスの連結子会社です。7期連続営業増益と安定的な収益を継続しており、キリングループの2006年度の連結決算では営業利益で約25%の寄与となっています。原料調達での協力や人材・技術交流なども行っています。

サンミゲル社は、フィリピンのビール市場において約90%のシェアを有しているほか、中国、ベトナム、インドネシア、

オーストラリアなどアジア・オセアニアで事業を展開していま

す。また、ビール以外に清涼飲料、洋酒、食品などの事業を手が

けている総合飲料・食品メーカーでもあります。キリン社は約

20%の株式を保有しており、持分法適用関連会社になります。麒麟(中国)投資有限公司は、中国上海に位置し、中国戦略

を統轄しています。長江デルタ地域、東北三省地域、珠江デル

タ地域の3地域を重点市場とし、積極的な事業展開を行っています。

キリン ヤクルト ネクストステージ

キリン ヤクルト ネクストステージ社は、キリングループお

よびヤクルトグループが両社の持つ力を合わせて、「食と健康」

をテーマにした新たな価値を創造することを目指して設立さ

れました。健康の維持・向上をサポートする健康・機能性食品を

提供していきます。全国約4万6千人のヤクルトスタッフの協力も得ながら、「安全」「おいしさ」「機能性」をお届けし、これら

を通じたお客様とのコミュニケーションを重ね、お客様から

「絆」を感じていただける企業を目指します。

構成会社

キリンビール

分社化

国内酒類事業

キリンビバレッジ

完全 子会社化

清涼飲料事業

キリンファーマ

分社化

分社化

医薬事業

キリンフードテック

調味料事業

キリンアグリバイオ

アグリバイオ 事業

キリン 

ヤクルト

ネクストステージ

健康・機能性 食品事業

ライオンネイサン

麒麟(中国)投資有限公司

その他海外事業会社

ナガノトマト

その他事業会社

キリンビジネスエキスパート

キリンビジネスシステム

キリンリアルエステート

国際酒類事業

メルシャン

キリンディスティラリー

キリンマーチャンダイジング

キリン物流

キリンエンジニアリング

など

小岩井乳業

上海錦江麒麟

など

キリン・

アムジェン

キリンファーマUSA

第一キリン薬品

など

キリン・

ミオンフーズ

ジャパンポテト

など

麒麟 酒(珠海)

大連大雪 酒

杭州千島湖 酒

など

日本リカー

など

業務・ 資本提携

事業会社

機能分担会社

キリンホールディングス

※1 2007年7月1日分社化※2 2006年12月26日子会社化※3 2006年10月1日完全子会社化

※1 ※2 ※3 ※1

※1

キリンファーマ(詳細はP6で紹介)

発泡酒

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国内酒類事業近年、新ジャンルの市場が拡大する一方で、プレミアムビールなどの本格感に対するこだわりも強く、

嗜好の多様化が進んでいます。キリンでは、飲用シーンやライフスタイルに合わせた多様な提案を行う

ことで、お客様の幅広いニーズにお応えしています。1世紀にわたって受け継がれてきた「お客様本位」

「品質本位」の哲学。今後もお客様の声を聞き、キリンならではの品質でお客様の期待に応えていきます。

今回は、2007年のビール、新ジャンル、チューハイ市場において、これまでに発表したキリンの新た

な提案をご紹介します。

トピックス ~お客様のニーズに応えた提案を~

飲料事業“新しい飲料文化の創造”という経営理念のもと、「自然・健康・

本格・先進性」をキーワードに、お客様の健やかで豊かな暮らし

を彩る商品を提案しています。日本独自の紅茶飲用スタイルを

普及させた「午後の紅茶」はその一例。お客様との接点すべてに

「品質」を意識した「見える品質」の訴求を徹底し、商品を通じた

キリンブランドの価値向上に努めています。

キリンと米国アムジェン社は、赤血球を増殖させるEPO(エリスロポエ

チン)研究の世界のパイオニアとして、腎性貧血治療薬「エスポー®」を

1990年に発売しました。この「エスポー®」の開発により、それまで輸血以

外には治療法が無かった透析患者さんの貧血を改善させることにより

QOL(生活の質)を向上させ、さらに輸血による感染症を激減させたとい

う点で非常に画期的な医薬品と言えます。しかし、さらなる新しい価値の

提供を目指し、「エスポー®」より高い治療目標の達成を試みて誕生したの

が「ネスプ®」です。特長は、2つあります。1つは、体内での滞留時間を延長

させ、効果の持続性を高めていること。これにより、「エスポー®」より少な

い投与頻度で同様の貧血改善効果を示します。また投与頻度の減少による

感染等の医療事故のリスク軽減や医療従事者の負担軽減などに貢献でき

ます。もうひとつの特長は、海外や国内で公表されている腎性貧血治療ガ

イドラインに合致した貧血改善レベルでの承認を得られていることです。

「ネスプ®」は、1996年より当社と米国アムジェン社が共同で開発する

ことを決定し、2001年5月の米国、オーストラリアでの発売以降、すでに

欧州、カナダ、台湾、韓国など世界40カ国以上で販売されています。日本で

は、2000年に開発治験を開始。2007年4月に製造販売承認を取得し、7月

9日より販売を開始しています。今後は、透析導入前の腎不全(保存期)の

患者さんへの適応拡大や、中国や東南アジアといった地域への拡大も

図っていきます。そして、キリンファーマならではの新たな価値提供を通

じて、私たちの事業理念にもあるように、病気と闘う全ての人々と希望や

感動を分かち合えるよう努力していきます。

0

200

400

600

800

1990年

60

301

449

676 672

1995年 2000年 2005年 2006年

トピックス ~キリンの医薬事業~

キリン・ザ・ゴールド

100周年を迎え、新しい時代のために100年の醸造

技術を活かし、ビールならではのおいしさにこだ

わった、ピルスナービールの傑作。

良質素材

コクやうまみ、本格感といったニーズにお応えし、こ

れまでの新ジャンルにはない飲みごたえや麦のうま

さ、クリーミーな泡を実現。

ニッポンプレミアム

日本の風土で手間ひまかけてつくった麦芽とホップ

を用いて醸造することで、やわらかな旨みと引き締

まった後味を実現したオールモルトビール。

一番搾り スタウト 9月19日発売

漆黒の色合いや、クリーミーな泡立ちを特長とし、現代の

ビールの味覚に求められる飲みやすさを一番搾り製法に

よって実現した黒ビール。スタウト:濃色の麦芽を原料の一部に用い、色が濃く、香味が特に強いビール

を指す。

キリンカクテル スパークル 8月29日発売

心地よい発泡感と素材のおいしさが生きた品質感、洗

練された世界観。「クリアジントニック」、「ゴールドモ

スコーミュール」、「ファジーネーブル」の3つのフレー

バーで新しいスパークリングカクテルを提案。

ヘルシー&テイスティ ベストセレクションベンダー

キリンビバレッジ社とヤクルト本社の両社を代表する商

品を共同で販売する自動販売機を新たに導入。今後、お客

様満足の高い商品アイテムを拡大し、商品ポートフォリオ

の強化を図ります。

世界のkitchenから ピール漬けハチミツレモン

世界の家庭から教わったおいしさに着目した新ブランド

「世界のKitchen(キッチン)から」の第1弾商品。レモンの

皮をクラッシュし、はちみつにひと晩じっくりと漬け込

むことでレモンの皮のおいしさがしみだした“ほろにが”

ハチミツレモン。

Z7 (ジー・セブン)

大人の必須ミネラル「亜鉛」を1日摂取目安量7mg配合し

た栄養機能性飲料。味覚は、ほのかな苦味と柑橘の香りと

豊かな風味を特徴としたスッキリとした飲み口。

分解茶

烏龍茶、杜仲茶、ウコン茶の3つのお茶が力を合わせた健

康ブレンド茶。茶葉と酵素をキリン独自に組み合わせ苦味

を軽減する「苦味分解製法」により、クセのないすっきりと

したおいしい健康茶に仕上げています。

キリンファーマとして新たなスタート

キリンは、1982年に多角化事業の一部門として、医薬事業を立ち上げました。1984年には米アムジェン社と合弁会社キリン・アムジェン社を設立し、1990年には第一号医薬品「エスポー®」(腎性貧血治療薬)を、1991年には「グラン®」

(白血球減少症治療薬)を発売。このバイオテクノロジーを

駆使した2つの画期的な新薬の創出により、医薬事業は確かな基盤を構築し、今日では「酒類」「飲料」と並ぶキリング

ループの事業の柱となるまでに成長を遂げています。

そして、医薬への参入から25年後の2007年、キリンホールディングスの発足にともない、独立した製薬会社「キリン

ファーマ」として新たなスタートを切りました。キリン

ファーマの特長は、「腎臓」「がん(血液分野を含む)」「免疫・

感染症」の3つを重点事業領域とし、新薬の研究・開発から製造・販売まで一貫したビジネスモデルを構築していること。

また、ビール製造で1世紀にもわたって培ってきたバイオ

医薬事業の売上高の推移(単位:億円)

注:2005年以降は連結売上高となっています。

透析医療での新たな価値提供を

グラン®エスポー®

テクノロジー技術を応用したバイオ医薬品の創出を強みと

し、キリンの「品質本位」を指針に、バイオ医薬に対して世界

水準の品質管理体制を確立している点です。現在は、さらな

る飛躍へ向けて「KIRIN Pharma Vision 2020」を掲げ、

2020年に売上高2,000億円以上、営業利益率20%の水準を目標としています。

今後は、抗体医薬品や細胞医薬品などの開発を通じて、独

自の医薬品を創出するオンリーワン企業として、世界規模

で開発と販売を行っていくことを目標としてチャレンジを

続けていきます。

ネスプ®

リキュール(発泡性)① お酒 お酒 お酒

キリンファーマ 製品戦略部 腎領域担当 川c 裕一

Page 7: キリン掲示板 HARMONIA - Kirin Holdings...HARMONIAとは、ギリシャ神話の“調和 と秩序の女神”。株主の皆様や社会との調和 の取れた発展を目指す私たちの決意を表し

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国内酒類事業近年、新ジャンルの市場が拡大する一方で、プレミアムビールなどの本格感に対するこだわりも強く、

嗜好の多様化が進んでいます。キリンでは、飲用シーンやライフスタイルに合わせた多様な提案を行う

ことで、お客様の幅広いニーズにお応えしています。1世紀にわたって受け継がれてきた「お客様本位」

「品質本位」の哲学。今後もお客様の声を聞き、キリンならではの品質でお客様の期待に応えていきます。

今回は、2007年のビール、新ジャンル、チューハイ市場において、これまでに発表したキリンの新た

な提案をご紹介します。

トピックス ~お客様のニーズに応えた提案を~

飲料事業“新しい飲料文化の創造”という経営理念のもと、「自然・健康・

本格・先進性」をキーワードに、お客様の健やかで豊かな暮らし

を彩る商品を提案しています。日本独自の紅茶飲用スタイルを

普及させた「午後の紅茶」はその一例。お客様との接点すべてに

「品質」を意識した「見える品質」の訴求を徹底し、商品を通じた

キリンブランドの価値向上に努めています。

キリンと米国アムジェン社は、赤血球を増殖させるEPO(エリスロポエ

チン)研究の世界のパイオニアとして、腎性貧血治療薬「エスポー®」を

1990年に発売しました。この「エスポー®」の開発により、それまで輸血以

外には治療法が無かった透析患者さんの貧血を改善させることにより

QOL(生活の質)を向上させ、さらに輸血による感染症を激減させたとい

う点で非常に画期的な医薬品と言えます。しかし、さらなる新しい価値の

提供を目指し、「エスポー®」より高い治療目標の達成を試みて誕生したの

が「ネスプ®」です。特長は、2つあります。1つは、体内での滞留時間を延長

させ、効果の持続性を高めていること。これにより、「エスポー®」より少な

い投与頻度で同様の貧血改善効果を示します。また投与頻度の減少による

感染等の医療事故のリスク軽減や医療従事者の負担軽減などに貢献でき

ます。もうひとつの特長は、海外や国内で公表されている腎性貧血治療ガ

イドラインに合致した貧血改善レベルでの承認を得られていることです。

「ネスプ®」は、1996年より当社と米国アムジェン社が共同で開発する

ことを決定し、2001年5月の米国、オーストラリアでの発売以降、すでに

欧州、カナダ、台湾、韓国など世界40カ国以上で販売されています。日本で

は、2000年に開発治験を開始。2007年4月に製造販売承認を取得し、7月

9日より販売を開始しています。今後は、透析導入前の腎不全(保存期)の

患者さんへの適応拡大や、中国や東南アジアといった地域への拡大も

図っていきます。そして、キリンファーマならではの新たな価値提供を通

じて、私たちの事業理念にもあるように、病気と闘う全ての人々と希望や

感動を分かち合えるよう努力していきます。

0

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400

600

800

1990年

60

301

449

676 672

1995年 2000年 2005年 2006年

トピックス ~キリンの医薬事業~

キリン・ザ・ゴールド

100周年を迎え、新しい時代のために100年の醸造

技術を活かし、ビールならではのおいしさにこだ

わった、ピルスナービールの傑作。

良質素材

コクやうまみ、本格感といったニーズにお応えし、こ

れまでの新ジャンルにはない飲みごたえや麦のうま

さ、クリーミーな泡を実現。

ニッポンプレミアム

日本の風土で手間ひまかけてつくった麦芽とホップ

を用いて醸造することで、やわらかな旨みと引き締

まった後味を実現したオールモルトビール。

一番搾り スタウト 9月19日発売

漆黒の色合いや、クリーミーな泡立ちを特長とし、現代の

ビールの味覚に求められる飲みやすさを一番搾り製法に

よって実現した黒ビール。スタウト:濃色の麦芽を原料の一部に用い、色が濃く、香味が特に強いビール

を指す。

キリンカクテル スパークル 8月29日発売

心地よい発泡感と素材のおいしさが生きた品質感、洗

練された世界観。「クリアジントニック」、「ゴールドモ

スコーミュール」、「ファジーネーブル」の3つのフレー

バーで新しいスパークリングカクテルを提案。

ヘルシー&テイスティ ベストセレクションベンダー

キリンビバレッジ社とヤクルト本社の両社を代表する商

品を共同で販売する自動販売機を新たに導入。今後、お客

様満足の高い商品アイテムを拡大し、商品ポートフォリオ

の強化を図ります。

世界のkitchenから ピール漬けハチミツレモン

世界の家庭から教わったおいしさに着目した新ブランド

「世界のKitchen(キッチン)から」の第1弾商品。レモンの

皮をクラッシュし、はちみつにひと晩じっくりと漬け込

むことでレモンの皮のおいしさがしみだした“ほろにが”

ハチミツレモン。

Z7 (ジー・セブン)

大人の必須ミネラル「亜鉛」を1日摂取目安量7mg配合し

た栄養機能性飲料。味覚は、ほのかな苦味と柑橘の香りと

豊かな風味を特徴としたスッキリとした飲み口。

分解茶

烏龍茶、杜仲茶、ウコン茶の3つのお茶が力を合わせた健

康ブレンド茶。茶葉と酵素をキリン独自に組み合わせ苦味

を軽減する「苦味分解製法」により、クセのないすっきりと

したおいしい健康茶に仕上げています。

キリンファーマとして新たなスタート

キリンは、1982年に多角化事業の一部門として、医薬事業を立ち上げました。1984年には米アムジェン社と合弁会社キリン・アムジェン社を設立し、1990年には第一号医薬品「エスポー®」(腎性貧血治療薬)を、1991年には「グラン®」

(白血球減少症治療薬)を発売。このバイオテクノロジーを

駆使した2つの画期的な新薬の創出により、医薬事業は確かな基盤を構築し、今日では「酒類」「飲料」と並ぶキリング

ループの事業の柱となるまでに成長を遂げています。

そして、医薬への参入から25年後の2007年、キリンホールディングスの発足にともない、独立した製薬会社「キリン

ファーマ」として新たなスタートを切りました。キリン

ファーマの特長は、「腎臓」「がん(血液分野を含む)」「免疫・

感染症」の3つを重点事業領域とし、新薬の研究・開発から製造・販売まで一貫したビジネスモデルを構築していること。

また、ビール製造で1世紀にもわたって培ってきたバイオ

医薬事業の売上高の推移(単位:億円)

注:2005年以降は連結売上高となっています。

透析医療での新たな価値提供を

グラン®エスポー®

テクノロジー技術を応用したバイオ医薬品の創出を強みと

し、キリンの「品質本位」を指針に、バイオ医薬に対して世界

水準の品質管理体制を確立している点です。現在は、さらな

る飛躍へ向けて「KIRIN Pharma Vision 2020」を掲げ、

2020年に売上高2,000億円以上、営業利益率20%の水準を目標としています。

今後は、抗体医薬品や細胞医薬品などの開発を通じて、独

自の医薬品を創出するオンリーワン企業として、世界規模

で開発と販売を行っていくことを目標としてチャレンジを

続けていきます。

ネスプ®

リキュール(発泡性)① お酒 お酒 お酒

キリンファーマ 製品戦略部 腎領域担当 川c 裕一

Page 8: キリン掲示板 HARMONIA - Kirin Holdings...HARMONIAとは、ギリシャ神話の“調和 と秩序の女神”。株主の皆様や社会との調和 の取れた発展を目指す私たちの決意を表し

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発泡酒 その他醸造酒(発泡性)①

リキュール(発泡性)①

部門別構成比

当中間期の実績 通期の予想

連結売上高 8,360億円 1兆8,300億円(前期比6.8%増) (前期比9.8%増)

連結営業利益 428億円 1,170億円(前期比4.7%減) (前期比0.6%増)

連結経常利益 456億円 1,160億円(前期比3.1%減) (前期比4.0%減)

連結中間(当期)純利益 167億円 560億円(前期比11.5%減) (前期比4.6%増)

当中間期の実績と通期の予想

売上高 営業利益

注)本資料に掲載されている通期の業績予想に関する記述は、当社および当社グルー

プが現時点で入手可能な情報から得られた判断に基づいていますが、リスクや不

確実性を含んでいます。実際の業績は、当社および当社グループの事業をとりまく

経済情勢、市場の動向、為替レートなどにかかわる様々な要因により、記述されて

いる業績予想とは大幅に異なる可能性があることをご承知おきください。

● 酒類事業 ● 飲料事業 ● 医薬事業 ● その他の事業

64%23%

4% 9%

72%13%

4%

11%

連結営業概況

2007年中間期は、中期経営計画のスタートダッシュを目指し、またグループにメルシャン社を加え、内外の各事業で積極的な活動を展開しました。しかし、麦芽やコーンなど原材料価格の高騰や国内酒類市

場の伸び悩みなど経営環境は厳しく、キリンビバレッジ社やライオンネイサン社など好調な子会社も

あったものの、連結業績では増収減益となりました(通期では、増収増益を目指します)。

IR室は、この7月のホールディング社への移行に伴い、コーポレートコミュニケーション部の中の組織となりました。2006年9月にIR協議会の行った「個人投資家向けIR活動に優れた企業アンケート」で、当社は日本国内全業種で第一位という高い評価をいただきましたが、今後とも株主・投資家の皆さまと当

社経営陣の架け橋として、株主価値・企業価値の向上に寄与すべく引き続き努力してまいります。

場におけるお客様のご支持をさらに強固なものにすべく活動

していきます。

焼酎市場では、家庭における飲用シーンの提案として、スタ

イリッシュな紙パックを使用した本格焼酎「タルチョ麦」「タル

チョ芋」を5月30日より発売し、好調なすべり出しを見せています。

また、キリンビール社とメルシャン社との業務提携に関して

は、7月からの業務移管に先駆け、4月より首都圏でキリン・コミュニケーション・ステージ社(現キリンマーチャンダイジン

グ社)によるワインのマーチャンダイジング支援活動を開始し

ました。同活動の対象地域における販売実績が他の地域を大幅

に上回るなど、既に成果が現れています。

国際酒類事業では、上海エリアで4年ぶりのプレミアムビール新商品「沁麒麟(ちん・きりん)」を発売しました。また、キリン

ホールディングス社の持分法適用関連会社でフィリピンの飲

 酒類事業部門

国内酒類事業を手がけるキリンビール社では、総合酒類事業

を展開する中で“価格から価値”への転換に引き続き取り組ん

できました。

ビール市場では、大型新商品「キリン・ザ・ゴールド」が順調に

推移しました。販売数量は、初月の160万ケース(1ケースは大びん20本換算)達成後も順調に推移し、発売2ヶ月半で1億本(350ml缶換算)を突破、6月末時点で累計320万ケースとなり、年間目標である800万ケースの約4割を既に達成しました。5月30日からは大びん・中びんを全国で投入し、飲食店においても大変ご好評いただいています。

発泡酒市場では、糖質70%オフ(当社発泡酒比)の「淡麗グリーンラベル」や、プリン体99%カット・糖質60%カット(当社発泡酒比)の「淡麗アルファ」が上半期の販売数量で前年同期比

増と健闘しました。発泡酒に付加価値を求めるお客様のニーズ

が高まっています。

新ジャンル市場では、新商品「良質素材」を発売。年間目標

800万ケースのうち、初月に100万ケースを販売し、好調なスタートを切りました。発泡酒と大麦スピリッツをブレンドする

ことでコクやうまみ、飲みごたえをより追求し、本格感を求め

るお客様にご好評いただいています。新ジャンルの定番ブラン

ド「のどごし〈生〉」と「良質素材」の両輪で、当社は新ジャンル市

業基盤の強化および事業規模の拡大に取り組んでいます。

販売面では、基盤ブランドである「ファイア」「アルカリイオ

ンの水」「ボルヴィック」が引き続き2ケタ増と好調に推移し、業績に大きく貢献しました。また第2四半期は、お茶本来の甘みと深いコクを持ち合わせた「生茶 醍醐味」を発売しました。さらに、亜鉛を配合したデイリープレミアム飲料「Z7」、世界の家庭の知恵と素材に学んだ「世界のKitchenから」、アスタキサンチン配合の健康茶「アイティー」、健康ブレンド茶「分解茶」などの

高付加価値型新ブランドを相次ぎ発売し、新たな需要創造に努

めました。

製造面での取り組みは、「アルカリイオンの水」の製造ライン

の増強を目指し、6月よりキリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所において製造ライン建設に着工しました。稼働は、来年

2月を予定しています。また、湘南工場ではペットボトルの原型となるプリフォームを自社内で製造するため、プリフォーム成

型機を6月より稼働させました。今後もペットボトルの内製化によるコストダウンを図っていきます。

医薬事業部門

医薬事業においては、新規の貧血治療薬「ネスプ®」の日本国

内での製造販売承認を4月に取得しました。また、主力製品である腎性貧血治療薬「エスポー®」は、昨年

料・食品最大手であるサンミゲルは、ビール事業ならびに容器

事業を切り離すとともに、ビール事業においてキリンホール

ディングス社と戦略的なパートナーシップ関係を結ぶことを

発表しました。ライオンネイサンでは、豪州のビール販売数量

増に加え、プレミアム商品へのシフトも順調に進みました。

また物流・生産面での合理化が奏功し、原材料コスト増および

マーケティング投資増を補う形で増益となりました。

 飲料事業部門

飲料事業を展開するキリンビバレッジ社では2007年より2009年の3年間を「新たな競争力強化の3ヵ年」と位置づけ、事

4月の薬価改定および透析医療の診療報酬改定に伴うエリスロポエチン製剤の包括化の影響を受け、売上は前年を下回り

ました。

海外では米国の研究開発拠点であるGemini Science, Inc.(7月よりKirin Pharma USA, Inc.に社名変更)の開発治験機能の充実を図るなど、事業基盤の整備に注力しました。

その他の事業部門

キリングループでは健康・機能性食品事業を第4の柱と位置づけています。健康・機能性食品事業を展開するキリン ヤクルト ネクストステージ社では、3月より発売を開始した「朝のフルーツ青汁」が順調に売上を伸ばしています。旗艦ブランド「リ

エータ」は新たに2フレーバーを投入し、14種のドリンクタイプ、5種スープタイプの計19フレーバーにより、多様なお客様の嗜好ニーズに応えています。調味料事業を展開する武田キリン

食品社は4月に当社の完全子会社となり、これに伴って社名をキリンフードテック社に変更し、新たなスタートを切りました。

http://www.kirinholdings.co.jpキリンホールディングスホームページとしてリニューアルしています。

http://www.kirinholdings.co.jp/irinfo/IRサイトでは、決算資料などの各種資料、決算説明会の動画配信などをご覧頂けます。

I Rサイトのご紹介

説明会動画配信

インタビュー動画配信

ホールディングス社長をはじめ各事業会社社長が、足元の状況、今後の戦略について話しています。

売上高 5,314億円(前年同期比7.0%増)営業利益 318億円(前年同期比4.2%減)

売上高 1,922億円(前年同期比6.1%増)営業利益 55億円(前年同期比3.5%増)

売上高 314億円(前年同期比0.7%増)営業利益 48億円(前年同期比1.8%減)

売上高 808億円(前年同期比 9.8%増)営業利益 17億円(前年同期比15.0%減)

IR室より

IR室長 

安藤 亮

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発泡酒 その他醸造酒(発泡性)①

リキュール(発泡性)①

部門別構成比

当中間期の実績 通期の予想

連結売上高 8,360億円 1兆8,300億円(前期比6.8%増) (前期比9.8%増)

連結営業利益 428億円 1,170億円(前期比4.7%減) (前期比0.6%増)

連結経常利益 456億円 1,160億円(前期比3.1%減) (前期比4.0%減)

連結中間(当期)純利益 167億円 560億円(前期比11.5%減) (前期比4.6%増)

当中間期の実績と通期の予想

売上高 営業利益

注)本資料に掲載されている通期の業績予想に関する記述は、当社および当社グルー

プが現時点で入手可能な情報から得られた判断に基づいていますが、リスクや不

確実性を含んでいます。実際の業績は、当社および当社グループの事業をとりまく

経済情勢、市場の動向、為替レートなどにかかわる様々な要因により、記述されて

いる業績予想とは大幅に異なる可能性があることをご承知おきください。

● 酒類事業 ● 飲料事業 ● 医薬事業 ● その他の事業

64%23%

4% 9%

72%13%

4%

11%

連結営業概況

2007年中間期は、中期経営計画のスタートダッシュを目指し、またグループにメルシャン社を加え、内外の各事業で積極的な活動を展開しました。しかし、麦芽やコーンなど原材料価格の高騰や国内酒類市

場の伸び悩みなど経営環境は厳しく、キリンビバレッジ社やライオンネイサン社など好調な子会社も

あったものの、連結業績では増収減益となりました(通期では、増収増益を目指します)。

IR室は、この7月のホールディング社への移行に伴い、コーポレートコミュニケーション部の中の組織となりました。2006年9月にIR協議会の行った「個人投資家向けIR活動に優れた企業アンケート」で、当社は日本国内全業種で第一位という高い評価をいただきましたが、今後とも株主・投資家の皆さまと当

社経営陣の架け橋として、株主価値・企業価値の向上に寄与すべく引き続き努力してまいります。

場におけるお客様のご支持をさらに強固なものにすべく活動

していきます。

焼酎市場では、家庭における飲用シーンの提案として、スタ

イリッシュな紙パックを使用した本格焼酎「タルチョ麦」「タル

チョ芋」を5月30日より発売し、好調なすべり出しを見せています。

また、キリンビール社とメルシャン社との業務提携に関して

は、7月からの業務移管に先駆け、4月より首都圏でキリン・コミュニケーション・ステージ社(現キリンマーチャンダイジン

グ社)によるワインのマーチャンダイジング支援活動を開始し

ました。同活動の対象地域における販売実績が他の地域を大幅

に上回るなど、既に成果が現れています。

国際酒類事業では、上海エリアで4年ぶりのプレミアムビール新商品「沁麒麟(ちん・きりん)」を発売しました。また、キリン

ホールディングス社の持分法適用関連会社でフィリピンの飲

 酒類事業部門

国内酒類事業を手がけるキリンビール社では、総合酒類事業

を展開する中で“価格から価値”への転換に引き続き取り組ん

できました。

ビール市場では、大型新商品「キリン・ザ・ゴールド」が順調に

推移しました。販売数量は、初月の160万ケース(1ケースは大びん20本換算)達成後も順調に推移し、発売2ヶ月半で1億本(350ml缶換算)を突破、6月末時点で累計320万ケースとなり、年間目標である800万ケースの約4割を既に達成しました。5月30日からは大びん・中びんを全国で投入し、飲食店においても大変ご好評いただいています。

発泡酒市場では、糖質70%オフ(当社発泡酒比)の「淡麗グリーンラベル」や、プリン体99%カット・糖質60%カット(当社発泡酒比)の「淡麗アルファ」が上半期の販売数量で前年同期比

増と健闘しました。発泡酒に付加価値を求めるお客様のニーズ

が高まっています。

新ジャンル市場では、新商品「良質素材」を発売。年間目標

800万ケースのうち、初月に100万ケースを販売し、好調なスタートを切りました。発泡酒と大麦スピリッツをブレンドする

ことでコクやうまみ、飲みごたえをより追求し、本格感を求め

るお客様にご好評いただいています。新ジャンルの定番ブラン

ド「のどごし〈生〉」と「良質素材」の両輪で、当社は新ジャンル市

業基盤の強化および事業規模の拡大に取り組んでいます。

販売面では、基盤ブランドである「ファイア」「アルカリイオ

ンの水」「ボルヴィック」が引き続き2ケタ増と好調に推移し、業績に大きく貢献しました。また第2四半期は、お茶本来の甘みと深いコクを持ち合わせた「生茶 醍醐味」を発売しました。さらに、亜鉛を配合したデイリープレミアム飲料「Z7」、世界の家庭の知恵と素材に学んだ「世界のKitchenから」、アスタキサンチン配合の健康茶「アイティー」、健康ブレンド茶「分解茶」などの

高付加価値型新ブランドを相次ぎ発売し、新たな需要創造に努

めました。

製造面での取り組みは、「アルカリイオンの水」の製造ライン

の増強を目指し、6月よりキリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所において製造ライン建設に着工しました。稼働は、来年

2月を予定しています。また、湘南工場ではペットボトルの原型となるプリフォームを自社内で製造するため、プリフォーム成

型機を6月より稼働させました。今後もペットボトルの内製化によるコストダウンを図っていきます。

医薬事業部門

医薬事業においては、新規の貧血治療薬「ネスプ®」の日本国

内での製造販売承認を4月に取得しました。また、主力製品である腎性貧血治療薬「エスポー®」は、昨年

料・食品最大手であるサンミゲルは、ビール事業ならびに容器

事業を切り離すとともに、ビール事業においてキリンホール

ディングス社と戦略的なパートナーシップ関係を結ぶことを

発表しました。ライオンネイサンでは、豪州のビール販売数量

増に加え、プレミアム商品へのシフトも順調に進みました。

また物流・生産面での合理化が奏功し、原材料コスト増および

マーケティング投資増を補う形で増益となりました。

 飲料事業部門

飲料事業を展開するキリンビバレッジ社では2007年より2009年の3年間を「新たな競争力強化の3ヵ年」と位置づけ、事

4月の薬価改定および透析医療の診療報酬改定に伴うエリスロポエチン製剤の包括化の影響を受け、売上は前年を下回り

ました。

海外では米国の研究開発拠点であるGemini Science, Inc.(7月よりKirin Pharma USA, Inc.に社名変更)の開発治験機能の充実を図るなど、事業基盤の整備に注力しました。

その他の事業部門

キリングループでは健康・機能性食品事業を第4の柱と位置づけています。健康・機能性食品事業を展開するキリン ヤクルト ネクストステージ社では、3月より発売を開始した「朝のフルーツ青汁」が順調に売上を伸ばしています。旗艦ブランド「リ

エータ」は新たに2フレーバーを投入し、14種のドリンクタイプ、5種スープタイプの計19フレーバーにより、多様なお客様の嗜好ニーズに応えています。調味料事業を展開する武田キリン

食品社は4月に当社の完全子会社となり、これに伴って社名をキリンフードテック社に変更し、新たなスタートを切りました。

http://www.kirinholdings.co.jpキリンホールディングスホームページとしてリニューアルしています。

http://www.kirinholdings.co.jp/irinfo/IRサイトでは、決算資料などの各種資料、決算説明会の動画配信などをご覧頂けます。

I Rサイトのご紹介

説明会動画配信

インタビュー動画配信

ホールディングス社長をはじめ各事業会社社長が、足元の状況、今後の戦略について話しています。

売上高 5,314億円(前年同期比7.0%増)営業利益 318億円(前年同期比4.2%減)

売上高 1,922億円(前年同期比6.1%増)営業利益 55億円(前年同期比3.5%増)

売上高 314億円(前年同期比0.7%増)営業利益 48億円(前年同期比1.8%減)

売上高 808億円(前年同期比 9.8%増)営業利益 17億円(前年同期比15.0%減)

IR室より

IR室長 

安藤 亮

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財務データ

〈資産の部〉

流動資産 589,527 508,354

 現金及び預金 80,498 117,060

 受取手形及び売掛金 318,286 241,153

 有価証券 429 349

 たな卸資産 142,891 108,150

 その他 49,617 43,501

 貸倒引当金 △ 2,197 △ 1,862

固定資産 1,429,435 1,357,904

 有形固定資産 600,762 570,938

  建物及び構築物 197,011 184,017

  機械装置及び運搬具 180,076 167,095

  土地 157,014 151,382

  建設仮勘定 24,165 29,505

  その他 42,494 38,936

 無形固定資産 165,303 170,566

  のれん 97,141 95,409

  その他 68,161 75,156

 投資その他の資産 663,369 616,400

  投資有価証券 587,382 513,594

  保険積立資産 14,473 37,156

  その他 64,949 69,223

  貸倒引当金 △ 3,436 △ 3,575

資産合計 2,018,962 1,866,259

科目 / 期別 当中間期当中間期当中間期当中間期当中間期平成19年6月30日

前中間期前中間期前中間期前中間期前中間期平成18年6月30日

中間連結貸借対照表 (単位:百万円)

〈負債の部〉

流動負債 429,597 429,095

 支払手形及び買掛金 118,452 96,158

 短期借入金 15,996 19,451

 引当金 3,671 161

 1年以内償還社債 – 69,900

 未払酒税 102,757 72,457未払法人税等 20,134 25,559

 未払費用 82,334 75,598

 預り金 19,869 26,434

 その他 66,381 43,374

固定負債 497,241 441,632

 社債 98,862 98,955

 長期借入金 124,707 88,315

 退職給付引当金 59,377 70,919

 その他引当金 10,531 12,339

 受入保証金 71,005 71,558

 その他 132,757 99,543

負債合計 926,839 870,728

〈純資産の部〉

株主資本 885,838 877,128

 資本金 102,045 102,045

 資本剰余金 71,140 71,012

 利益剰余金 740,176 729,656

 自己株式 △ 27,524 △ 25,586

評価・換算差額等 164,625 92,970

 その他有価証券評価差額金 158,543 114,200

 繰延ヘッジ損益 50 △ 776

 土地再評価差額金 △ 4,713 △ 4,713

 為替換算調整勘定 10,744 △ 15,740

少数株主持分 41,658 25,431

純資産合計 1,092,122 995,530

負債純資産合計 2,018,962 1,866,259

科目 / 期別 当中間期当中間期当中間期当中間期当中間期平成19年6月30日

前中間期前中間期前中間期前中間期前中間期平成18年6月30日

(単位:百万円)

売上高 836,020 782,722売上原価 502,426 462,943 売上総利益 333,594 319,778販売費及び一般管理費 290,712 274,787 営業利益 42,881 44,991営業外収益 11,615 9,632 受取利息 576 361 受取配当金 1,815 2,660 持分法による投資利益 6,035 3,950 その他 3,188 2,660営業外費用 8,800 7,464 支払利息 5,879 4,614 その他 2,920 2,850 経常利益 45,696 47,159特別利益 2,601 3,640 固定資産売却益 1,926 1,649 貸倒引当金戻入益 112 713 投資有価証券売却益 316 1,206 関係会社株式売却益 183 – その他引当金戻入益 62 70特別損失 4,588 1,079 固定資産廃棄損 1,759 904 固定資産売却損 24 19 減損損失 – 150 投資有価証券評価損 – – 投資有価証券売却損 5 4 事業構造改善費用 14 – 関係会社株式売却損 1,731 – のれん償却額 – – 在外会社過年度法人税延滞金 1,052 – 退職給付制度変更に伴う損失 – – 税金等調整前中間純利益 43,709 49,720 法人税、住民税及び事業税 22,907 24,763 過年度法人税等 △ 1,936 – 少数株主利益 5,941 5,984 中間純利益 16,796 18,973

科目 / 期別当中間期当中間期当中間期当中間期当中間期

平成19年1月1日~平成19年6月30日

前中間期前中間期前中間期前中間期前中間期平成18年1月1日~平成18年6月30日

中間連結損益計算書 (単位:百万円)

営業活動によるキャッシュ・フロー 18,199 33,606投資活動によるキャッシュ・フロー △ 163 △ 95,018財務活動によるキャッシュ・フロー △ 26,499 9,984現金及び現金同等物に係る

換算差額 △ 186 △ 74

現金及び現金同等物の増減額 △ 8,650 △ 51,501

現金及び現金同等物の期首残高 86,588 164,800

連結範囲の変更に伴う

現金及び現金同等物の増減額 – 601

現金及び現金同等物の

中間期末残高 77,938 113,900

科目 / 期別当中間期当中間期当中間期当中間期当中間期

平成19年1月1日~平成19年6月30日

前中間期前中間期前中間期前中間期前中間期平成18年1月1日~平成18年6月30日

中間連結キャッシュ・フロー計算書の要旨

(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しています。

(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しています。

(単位:百万円)

当中間連結会計期間 株主資本 評価・換算差額等

その他有価証券 繰延ヘッジ 土地再評価 為替換算 評価・換算差額等 少数株主持分 純資産合計(平成19年1月1日~平成19年6月30日) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計 評価差額金 損益 差額金 調整勘定 合計

平成18年12月31日残高 102,045 71,114 732,134 △ 26,797 878,497 122,466 △ 352 △4,713 △ 1,907 115,492 49,734 1,043,724

中間連結会計期間中の変動額

 剰余金の配当 △ 8,598 △ 8,598 △ 8,598

 中間純利益 16,796 16,796 16,796

 持分法適用会社除外による減少高 △ 155 △ 155 △ 155

 自己株式の取得 △ 755 △ 755 △ 755

 自己株式の処分 26 27 54 54

 株主資本以外の項目の中間連結

  会計期間中の変動額(純額) 36,077 403 12,651 49,133 △ 8,075 41,057

中間連結会計期間中の変動額合計 26 8,042 △ 727 7,341 36,077 403 12,651 49,133 △ 8,075 48,398

平成19年6月30日残高 102,045 71,140 740,176 △ 27,524 885,838 158,543 50 △4,713 10,744 164,625 41,658 1,092,122

中間連結株主資本等変動計算書

1 受取手形および売掛金、たな卸資産新規連結子会社の増加(メルシャン社他)などにより、それぞ

れ771億円、347億円の増加となりました。

2 保険積立資産キリンビールの解約等により227億円の減少となりました。

3 未払酒税中間期末が休日による影響等により、303億円の増加となりました。

4 営業活動によるキャッシュ・フロー税金等調整前中間純利益が60億円減少したことや、法人税等の支払が126億円増加しましたが、仕入債務や未払酒税の増加等の増加要因などにより、181億円の資金収入となりました。

5 投資活動によるキャッシュ・フロー国内酒類事業の設備投資等による262億円の支出があった一方、固定資産や有価証券・投資有価証券の売却、保険積立資産

の解約などによる収入もあり、1億円の支出となりました。

6 財務活動によるキャッシュ・フロー配当金の支払や借入金の返済等により、264億円の支出となりました。

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(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しています。

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(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しています。

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財務データ

〈資産の部〉

流動資産 589,527 508,354

 現金及び預金 80,498 117,060

 受取手形及び売掛金 318,286 241,153

 有価証券 429 349

 たな卸資産 142,891 108,150

 その他 49,617 43,501

 貸倒引当金 △ 2,197 △ 1,862

固定資産 1,429,435 1,357,904

 有形固定資産 600,762 570,938

  建物及び構築物 197,011 184,017

  機械装置及び運搬具 180,076 167,095

  土地 157,014 151,382

  建設仮勘定 24,165 29,505

  その他 42,494 38,936

 無形固定資産 165,303 170,566

  のれん 97,141 95,409

  その他 68,161 75,156

 投資その他の資産 663,369 616,400

  投資有価証券 587,382 513,594

  保険積立資産 14,473 37,156

  その他 64,949 69,223

  貸倒引当金 △ 3,436 △ 3,575

資産合計 2,018,962 1,866,259

科目 / 期別 当中間期当中間期当中間期当中間期当中間期平成19年6月30日

前中間期前中間期前中間期前中間期前中間期平成18年6月30日

中間連結貸借対照表 (単位:百万円)

〈負債の部〉

流動負債 429,597 429,095

 支払手形及び買掛金 118,452 96,158

 短期借入金 15,996 19,451

 引当金 3,671 161

 1年以内償還社債 – 69,900

 未払酒税 102,757 72,457未払法人税等 20,134 25,559

 未払費用 82,334 75,598

 預り金 19,869 26,434

 その他 66,381 43,374

固定負債 497,241 441,632

 社債 98,862 98,955

 長期借入金 124,707 88,315

 退職給付引当金 59,377 70,919

 その他引当金 10,531 12,339

 受入保証金 71,005 71,558

 その他 132,757 99,543

負債合計 926,839 870,728

〈純資産の部〉

株主資本 885,838 877,128

 資本金 102,045 102,045

 資本剰余金 71,140 71,012

 利益剰余金 740,176 729,656

 自己株式 △ 27,524 △ 25,586

評価・換算差額等 164,625 92,970

 その他有価証券評価差額金 158,543 114,200

 繰延ヘッジ損益 50 △ 776

 土地再評価差額金 △ 4,713 △ 4,713

 為替換算調整勘定 10,744 △ 15,740

少数株主持分 41,658 25,431

純資産合計 1,092,122 995,530

負債純資産合計 2,018,962 1,866,259

科目 / 期別 当中間期当中間期当中間期当中間期当中間期平成19年6月30日

前中間期前中間期前中間期前中間期前中間期平成18年6月30日

(単位:百万円)

売上高 836,020 782,722売上原価 502,426 462,943 売上総利益 333,594 319,778販売費及び一般管理費 290,712 274,787 営業利益 42,881 44,991営業外収益 11,615 9,632 受取利息 576 361 受取配当金 1,815 2,660 持分法による投資利益 6,035 3,950 その他 3,188 2,660営業外費用 8,800 7,464 支払利息 5,879 4,614 その他 2,920 2,850 経常利益 45,696 47,159特別利益 2,601 3,640 固定資産売却益 1,926 1,649 貸倒引当金戻入益 112 713 投資有価証券売却益 316 1,206 関係会社株式売却益 183 – その他引当金戻入益 62 70特別損失 4,588 1,079 固定資産廃棄損 1,759 904 固定資産売却損 24 19 減損損失 – 150 投資有価証券評価損 – – 投資有価証券売却損 5 4 事業構造改善費用 14 – 関係会社株式売却損 1,731 – のれん償却額 – – 在外会社過年度法人税延滞金 1,052 – 退職給付制度変更に伴う損失 – – 税金等調整前中間純利益 43,709 49,720 法人税、住民税及び事業税 22,907 24,763 過年度法人税等 △ 1,936 – 少数株主利益 5,941 5,984 中間純利益 16,796 18,973

科目 / 期別当中間期当中間期当中間期当中間期当中間期

平成19年1月1日~平成19年6月30日

前中間期前中間期前中間期前中間期前中間期平成18年1月1日~平成18年6月30日

中間連結損益計算書 (単位:百万円)

営業活動によるキャッシュ・フロー 18,199 33,606投資活動によるキャッシュ・フロー △ 163 △ 95,018財務活動によるキャッシュ・フロー △ 26,499 9,984現金及び現金同等物に係る

換算差額 △ 186 △ 74

現金及び現金同等物の増減額 △ 8,650 △ 51,501

現金及び現金同等物の期首残高 86,588 164,800

連結範囲の変更に伴う

現金及び現金同等物の増減額 – 601

現金及び現金同等物の

中間期末残高 77,938 113,900

科目 / 期別当中間期当中間期当中間期当中間期当中間期

平成19年1月1日~平成19年6月30日

前中間期前中間期前中間期前中間期前中間期平成18年1月1日~平成18年6月30日

中間連結キャッシュ・フロー計算書の要旨

(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しています。

(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しています。

(単位:百万円)

当中間連結会計期間 株主資本 評価・換算差額等

その他有価証券 繰延ヘッジ 土地再評価 為替換算 評価・換算差額等 少数株主持分 純資産合計(平成19年1月1日~平成19年6月30日) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計 評価差額金 損益 差額金 調整勘定 合計

平成18年12月31日残高 102,045 71,114 732,134 △ 26,797 878,497 122,466 △ 352 △4,713 △ 1,907 115,492 49,734 1,043,724

中間連結会計期間中の変動額

 剰余金の配当 △ 8,598 △ 8,598 △ 8,598

 中間純利益 16,796 16,796 16,796

 持分法適用会社除外による減少高 △ 155 △ 155 △ 155

 自己株式の取得 △ 755 △ 755 △ 755

 自己株式の処分 26 27 54 54

 株主資本以外の項目の中間連結

  会計期間中の変動額(純額) 36,077 403 12,651 49,133 △ 8,075 41,057

中間連結会計期間中の変動額合計 26 8,042 △ 727 7,341 36,077 403 12,651 49,133 △ 8,075 48,398

平成19年6月30日残高 102,045 71,140 740,176 △ 27,524 885,838 158,543 50 △4,713 10,744 164,625 41,658 1,092,122

中間連結株主資本等変動計算書

1 受取手形および売掛金、たな卸資産新規連結子会社の増加(メルシャン社他)などにより、それぞ

れ771億円、347億円の増加となりました。

2 保険積立資産キリンビールの解約等により227億円の減少となりました。

3 未払酒税中間期末が休日による影響等により、303億円の増加となりました。

4 営業活動によるキャッシュ・フロー税金等調整前中間純利益が60億円減少したことや、法人税等の支払が126億円増加しましたが、仕入債務や未払酒税の増加等の増加要因などにより、181億円の資金収入となりました。

5 投資活動によるキャッシュ・フロー国内酒類事業の設備投資等による262億円の支出があった一方、固定資産や有価証券・投資有価証券の売却、保険積立資産

の解約などによる収入もあり、1億円の支出となりました。

6 財務活動によるキャッシュ・フロー配当金の支払や借入金の返済等により、264億円の支出となりました。

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キリンビール社からメルシャン社へ移管したワイン メルシャン社からキリンビール社に移管した焼酎とRTD

*キリンビール社のワイン事業をメルシャン社に、メルシャン社の焼酎・RTD・梅酒・洋酒・合成清酒事業をキリンビール社に移管

11 12

CSR ~次世代にも社会から信頼される企業となるために~決算 Q&A ~多くの株主様から寄せられるご質問におこたえします。~

Q1. 2007年通期業績見込みを期央修正していますが、修正内容と理由を教えてください。

A1. 今回、売上高、営業利益、経常利益を下方修正した主な理由は、市場環境の変化を踏まえ、国内酒類と国内飲料の販売数量見込みを見直したこ

と、また、原材料価格の高騰の影響でのコストが増加するためなどで

す。一方、中期経営計画の一環であるバランスシートの見直しを行い、

資産(有価証券・不動産・保険積立資産等)の流動化を積極的に実施して

いるため、当期純利益については、対年初計画比で+10億円の560億

円となっています。

 下半期については、市場環境の変化を踏まえてマーケティング戦略

を展開し、販促費・広告費を中心としたコストコントロールを推進す

ることにより、目標達成に努めていきます。

Q2. メルシャン社との業務提携は順調に進んでいるのでしょうか。A2. 2007年7月1日よりキリンビール社とメルシャン社の本格的な業務提携が開始さ

れ、順調なスタートを切りました。営業部門では7月の事業移管に先立ち、4月より

首都圏でキリンマーチャンダイジング社(旧キリンコミュニケーションステージ

社)がワインの店頭活動を開始し、対象地域の販売実績にも成果が出ています。ま

た、生産、研究、物流部門の連携や人材交流も積極的に行い、国内最強の総合酒類グ

ループの形成に向けた体制を整えています。

キリングループのCSR

キリングループは、2007年中期経営計画において、CSRの考え方

をグループ全体で共有し、従来にも増して積極的に取り組んでいきま

す。今まで築いてきた「社会からの信頼」をさらに高い次元で実現する

とともに、「躍進」という企業イメージも高めていき、キリンブランド

の価値向上と「キリンファン」づくりを目指していきます。

エコジロー募金

林づくりのための募金活動です。当社は、この「緑の募金」を通じ

て1999年から全国のビール工場の水源地を保全する植林活動に

取り組むなど、全国の森林づくりに貢献しています。

キリングループは、持続可能な社会の構築に向けて、「地球環境

の保全」を最重要課題の一つと認識し、これからを生きる全ての

人の元気と感動につなげたいという思いを込めて、主体的に取り

組んでいきます。

※「緑の募金」について:http://www.green.or.jp/

キリンの環境活動シンボル「エコジロー」と植林

© J-LEAGUE PHOTOS2007.6.5 キリンカップサッカー2007コロンビア代表戦先発メンバー

エコジローは2007年7月から、キリングループの環境活動のシンボルキャラクターとなりました。今後は、キリングループの地球環境保全活動を紹介していきます。

キリンの環境活動のシンボルエコジロー

社会貢献・ボランティア支援など 社会との共生を目指す取り組み

キリングループのCSR ~社会から信頼をいただくための取り組み~

地球環境保全・食文化振興・ スポーツ支援など社会との

コミュニケーションを深める取り組み

コンプライアンス・品質保証・ アルコール関連問題など

企業として基盤となる取り組み BEER

STOKお取引先様

お客様

お得意先様

地域社会 NPO/NGO

行政

株主様

従業員

持続可能な社会

今年で2年目となる「エコジロー募金」は、昨年にもまして多く

の株主様からご賛同をいただき、414口 1,242,000円の寄付が

集まりました。去る6月18日に、(社)国土緑化推進機構において、

皆様からの寄付の贈呈を行いましたので、ご報告いたします。

「エコジロー募金」は、当社のご優待品の代わりに3,000円を寄

付金としてお預かりし、(社)国土緑化推進機構の「緑の募金」に寄

付するというものです。

(社)国土緑化推進機構が推進する「緑の募金」は、地球規模での

緑の保全、森林の整備、緑を通じた国際協力など、さまざまな森

ワイン

清酒

中国酒

みりん・加工用酒類

ビール・発泡酒・新ジャンル

RTD

焼酎

洋酒

中国酒

梅酒

合成清酒

メルシャン社キリンビール社

(単位:億円)2007年通期業績見込み

07年通期見込み(修正) 06年実績 前年比 増減 07年期初計画 計画差

売上高 18,300 16,659 +9.8% +1,641 18,800 ▲ 500

営業利益 1,170 1,163 +0.6% +7 1,210 ▲ 40

経常利益 1,160 1,208 ▲ 4.0% ▲ 48 1,210 ▲ 50

当期純利益 560 535 +4.6% +25 550 +10

(左より)(社)国土緑化推進機構 常務理事 大島克郎氏、キリンホールディングス社 CSR推進部長 佐々木稔郎

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キリンビール社からメルシャン社へ移管したワイン メルシャン社からキリンビール社に移管した焼酎とRTD

*キリンビール社のワイン事業をメルシャン社に、メルシャン社の焼酎・RTD・梅酒・洋酒・合成清酒事業をキリンビール社に移管

11 12

CSR ~次世代にも社会から信頼される企業となるために~決算 Q&A ~多くの株主様から寄せられるご質問におこたえします。~

Q1. 2007年通期業績見込みを期央修正していますが、修正内容と理由を教えてください。

A1. 今回、売上高、営業利益、経常利益を下方修正した主な理由は、市場環境の変化を踏まえ、国内酒類と国内飲料の販売数量見込みを見直したこ

と、また、原材料価格の高騰の影響でのコストが増加するためなどで

す。一方、中期経営計画の一環であるバランスシートの見直しを行い、

資産(有価証券・不動産・保険積立資産等)の流動化を積極的に実施して

いるため、当期純利益については、対年初計画比で+10億円の560億

円となっています。

 下半期については、市場環境の変化を踏まえてマーケティング戦略

を展開し、販促費・広告費を中心としたコストコントロールを推進す

ることにより、目標達成に努めていきます。

Q2. メルシャン社との業務提携は順調に進んでいるのでしょうか。A2. 2007年7月1日よりキリンビール社とメルシャン社の本格的な業務提携が開始さ

れ、順調なスタートを切りました。営業部門では7月の事業移管に先立ち、4月より

首都圏でキリンマーチャンダイジング社(旧キリンコミュニケーションステージ

社)がワインの店頭活動を開始し、対象地域の販売実績にも成果が出ています。ま

た、生産、研究、物流部門の連携や人材交流も積極的に行い、国内最強の総合酒類グ

ループの形成に向けた体制を整えています。

キリングループのCSR

キリングループは、2007年中期経営計画において、CSRの考え方

をグループ全体で共有し、従来にも増して積極的に取り組んでいきま

す。今まで築いてきた「社会からの信頼」をさらに高い次元で実現する

とともに、「躍進」という企業イメージも高めていき、キリンブランド

の価値向上と「キリンファン」づくりを目指していきます。

エコジロー募金

林づくりのための募金活動です。当社は、この「緑の募金」を通じ

て1999年から全国のビール工場の水源地を保全する植林活動に

取り組むなど、全国の森林づくりに貢献しています。

キリングループは、持続可能な社会の構築に向けて、「地球環境

の保全」を最重要課題の一つと認識し、これからを生きる全ての

人の元気と感動につなげたいという思いを込めて、主体的に取り

組んでいきます。

※「緑の募金」について:http://www.green.or.jp/

キリンの環境活動シンボル「エコジロー」と植林

© J-LEAGUE PHOTOS2007.6.5 キリンカップサッカー2007コロンビア代表戦先発メンバー

エコジローは2007年7月から、キリングループの環境活動のシンボルキャラクターとなりました。今後は、キリングループの地球環境保全活動を紹介していきます。

キリンの環境活動のシンボルエコジロー

社会貢献・ボランティア支援など 社会との共生を目指す取り組み

キリングループのCSR ~社会から信頼をいただくための取り組み~

地球環境保全・食文化振興・ スポーツ支援など社会との

コミュニケーションを深める取り組み

コンプライアンス・品質保証・ アルコール関連問題など

企業として基盤となる取り組み BEER

STOKお取引先様

お客様

お得意先様

地域社会 NPO/NGO

行政

株主様

従業員

持続可能な社会

今年で2年目となる「エコジロー募金」は、昨年にもまして多く

の株主様からご賛同をいただき、414口 1,242,000円の寄付が

集まりました。去る6月18日に、(社)国土緑化推進機構において、

皆様からの寄付の贈呈を行いましたので、ご報告いたします。

「エコジロー募金」は、当社のご優待品の代わりに3,000円を寄

付金としてお預かりし、(社)国土緑化推進機構の「緑の募金」に寄

付するというものです。

(社)国土緑化推進機構が推進する「緑の募金」は、地球規模での

緑の保全、森林の整備、緑を通じた国際協力など、さまざまな森

ワイン

清酒

中国酒

みりん・加工用酒類

ビール・発泡酒・新ジャンル

RTD

焼酎

洋酒

中国酒

梅酒

合成清酒

メルシャン社キリンビール社

(単位:億円)2007年通期業績見込み

07年通期見込み(修正) 06年実績 前年比 増減 07年期初計画 計画差

売上高 18,300 16,659 +9.8% +1,641 18,800 ▲ 500

営業利益 1,170 1,163 +0.6% +7 1,210 ▲ 40

経常利益 1,160 1,208 ▲ 4.0% ▲ 48 1,210 ▲ 50

当期純利益 560 535 +4.6% +25 550 +10

(左より)(社)国土緑化推進機構 常務理事 大島克郎氏、キリンホールディングス社 CSR推進部長 佐々木稔郎

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1413

お問い合せ先・郵便物送付先

日経平均株価・株価・売買高の推移(東京証券取引所)

株主名所有株式数 持株比率(千株) (%)

モクスレイ・アンド・カンパニー 47,892 4.86明治安田生命保険相互会社 43,697 4.43日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 35,235 3.57株式会社三菱東京UFJ銀行 35,085 3.56日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 31,776 3.22日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口4) 28,496 2.89株式会社磯野商会 23,272 2.36メロン バンク エヌエー トリーティー クライアンツ オムニバス 13,824 1.40野村證券株式会社 11,797 1.19野村信託銀行株式会社(退職給付信託・三菱UFJ信託銀行口) 11,621 1.18上記の所有株式の他に、当社は自己株式を29,538千株所有しております。

所有者別分布状況

金融機関

33.3%

証券会社

1.7%

個人・その他

27.9%

外国人

23.4%その他法人

13.7%

大株主 (千株未満切り捨て)

所有株数別分布状況1,000株未満0.8% 1,000株以上

17.3%

1万株以上7.7%

10万株以上9.4%

500万株以上47.5%

100万株以上17.3%

〒137-8081 東京都江東区東砂七丁目10番11号

三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部

7 0120-232-711(平日 9:00-17:00)

発行済株式総数984,508,387株

株主数134,315名

日経平均株価(終値) キリンビール株価

キリンビール売買高

1 32 4 5 6 7 8 9 10 11 122005年 2006年 2007年

(円)

(千株)

(円)

1 32 4 5 6 1 32 4 5 67 8 9 10 11 120

25,000

50,000

75,000

100,0001,000

1,200

1,400

1,600

1,800

2,000

10,000

12,000

14,000

16,000

18,000

20,000

事業年度 1月1日から12月31日まで

株主確定日 定時株主総会・期末配当金 12月31日中間配当金 6月30日

定時株主総会 3月下旬開催

株主名簿管理人 東京都千代田区丸の内一丁目4番5号事務取扱場所 三菱UFJ信託銀行株式会社

証券代行部

同取次所 三菱UFJ信託銀行株式会社全国各支店

公告の方法 東京都において発行する日本経済新聞

に掲載いたします。

証券コード 2503

株式名義書換請求、住所変更、配当金振込指

定・変更、単元未満株式の買取請求に必要な各

用紙のご請求は、下記の電話またはホーム

ページをご利用ください(24時間承っており

ます)。

7 0120-244-479 (自動音声対応)

ホームページ http://www.tr.mufg.jp/daikou/

株式データ(2007年6月30日現在)

商号 キリンホールディングス株式会社

設立 明治40年2月23日※ 2007年7月1日持株会社化に伴い、 「麒麟麦酒株式会社」より商号変更

資本金 102,045,793,357円

従業員数 251人

本店 〒104-8288東京都中央区新川二丁目10番1号電話03-5541-5321(代表)

会社概要(2007年7月1日現在) 主な海外のキリングループ(2007年7月1日現在)

コーポレートデータ株主メモ

1

5

10128

9

7

6

34

2

11

1

5

5

3

3

2

2

4

4

8

7

16

9

1

1

223

酒類事業

q Kirin Australia Pty. Ltd.w Kirin Brewery of America, LLCe Four Roses Distillery LLCr Raymond Vineyard & Cellar, Inc.t Kirin Europe GmbHy Lion Nathan Ltd.u San Miguel Corporationi 台湾麒麟 酒股d有限公司

o 麒麟(中国)投資有限公司

!0 麒麟 酒(珠海)有限公司

!1 大連大雪 酒股d有限公司

!2 杭州千島湖 酒有限公司

飲料事業

q Coca-Cola Bottling Company ofNorthern New England, Inc.

w上海錦江麒麟飲料食品有限公司

e北京統一麒麟飲料有限公司

r麒麟飲料(上海)有限公司

tサイアム キリン ビバレッジ

医薬事業

q Kirin Pharma USA, Inc.w 麒麟鯤鵬(中国)生物薬業有限公司

e 麒麟(亜州)医薬有限公司

r 麒麟薬品股d有限公司

t 第一・キリン薬品(株)

y Kirin-Amgen, Inc.u Kirin Pharmaceutical Singapore Pte., Ltd.i Kirin Pharmaceutical (Thailand) Co., Ltd.o Hematech, Inc.

アグリバイオ事業

q Kirin Agribio ECw キリンアグリバイオ上海有限公司

e 青島国際種苗有限公司

その他事業

q Industria Agricola Tozan Ltda.w Kirin Miwon Foods

代表取締役会長 荒蒔 康一郎

代表取締役社長 加藤 壹康

代表取締役副社長 佐藤 一博

常務取締役 島津 武

常務取締役 松沢 幸一

常務取締役 宗 友廣

常務取締役 多和田 悦嗣

取締役 波多 健治郎

取締役 岸 曉

取締役 弦間 明

常勤監査役 大島 仁志

常勤監査役 岩佐 哲男

監査役 中野 豊士

監査役 尾c 輝郎

監査役 手塚 一男

役員(2007年7月1日現在)

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お問い合せ先・郵便物送付先

日経平均株価・株価・売買高の推移(東京証券取引所)

株主名所有株式数 持株比率(千株) (%)

モクスレイ・アンド・カンパニー 47,892 4.86明治安田生命保険相互会社 43,697 4.43日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 35,235 3.57株式会社三菱東京UFJ銀行 35,085 3.56日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 31,776 3.22日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口4) 28,496 2.89株式会社磯野商会 23,272 2.36メロン バンク エヌエー トリーティー クライアンツ オムニバス 13,824 1.40野村證券株式会社 11,797 1.19野村信託銀行株式会社(退職給付信託・三菱UFJ信託銀行口) 11,621 1.18上記の所有株式の他に、当社は自己株式を29,538千株所有しております。

所有者別分布状況

金融機関

33.3%

証券会社

1.7%

個人・その他

27.9%

外国人

23.4%その他法人

13.7%

大株主 (千株未満切り捨て)

所有株数別分布状況1,000株未満0.8% 1,000株以上

17.3%

1万株以上7.7%

10万株以上9.4%

500万株以上47.5%

100万株以上17.3%

〒137-8081 東京都江東区東砂七丁目10番11号

三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部

7 0120-232-711(平日 9:00-17:00)

発行済株式総数984,508,387株

株主数134,315名

日経平均株価(終値) キリンビール株価

キリンビール売買高

1 32 4 5 6 7 8 9 10 11 122005年 2006年 2007年

(円)

(千株)

(円)

1 32 4 5 6 1 32 4 5 67 8 9 10 11 120

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14,000

16,000

18,000

20,000

事業年度 1月1日から12月31日まで

株主確定日 定時株主総会・期末配当金 12月31日中間配当金 6月30日

定時株主総会 3月下旬開催

株主名簿管理人 東京都千代田区丸の内一丁目4番5号事務取扱場所 三菱UFJ信託銀行株式会社

証券代行部

同取次所 三菱UFJ信託銀行株式会社全国各支店

公告の方法 東京都において発行する日本経済新聞

に掲載いたします。

証券コード 2503

株式名義書換請求、住所変更、配当金振込指

定・変更、単元未満株式の買取請求に必要な各

用紙のご請求は、下記の電話またはホーム

ページをご利用ください(24時間承っており

ます)。

7 0120-244-479 (自動音声対応)

ホームページ http://www.tr.mufg.jp/daikou/

株式データ(2007年6月30日現在)

商号 キリンホールディングス株式会社

設立 明治40年2月23日※ 2007年7月1日持株会社化に伴い、 「麒麟麦酒株式会社」より商号変更

資本金 102,045,793,357円

従業員数 251人

本店 〒104-8288東京都中央区新川二丁目10番1号電話03-5541-5321(代表)

会社概要(2007年7月1日現在) 主な海外のキリングループ(2007年7月1日現在)

コーポレートデータ株主メモ

1

5

10128

9

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1

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酒類事業

q Kirin Australia Pty. Ltd.w Kirin Brewery of America, LLCe Four Roses Distillery LLCr Raymond Vineyard & Cellar, Inc.t Kirin Europe GmbHy Lion Nathan Ltd.u San Miguel Corporationi 台湾麒麟 酒股d有限公司

o 麒麟(中国)投資有限公司

!0 麒麟 酒(珠海)有限公司

!1 大連大雪 酒股d有限公司

!2 杭州千島湖 酒有限公司

飲料事業

q Coca-Cola Bottling Company ofNorthern New England, Inc.

w上海錦江麒麟飲料食品有限公司

e北京統一麒麟飲料有限公司

r麒麟飲料(上海)有限公司

tサイアム キリン ビバレッジ

医薬事業

q Kirin Pharma USA, Inc.w 麒麟鯤鵬(中国)生物薬業有限公司

e 麒麟(亜州)医薬有限公司

r 麒麟薬品股d有限公司

t 第一・キリン薬品(株)

y Kirin-Amgen, Inc.u Kirin Pharmaceutical Singapore Pte., Ltd.i Kirin Pharmaceutical (Thailand) Co., Ltd.o Hematech, Inc.

アグリバイオ事業

q Kirin Agribio ECw キリンアグリバイオ上海有限公司

e 青島国際種苗有限公司

その他事業

q Industria Agricola Tozan Ltda.w Kirin Miwon Foods

代表取締役会長 荒蒔 康一郎

代表取締役社長 加藤 壹康

代表取締役副社長 佐藤 一博

常務取締役 島津 武

常務取締役 松沢 幸一

常務取締役 宗 友廣

常務取締役 多和田 悦嗣

取締役 波多 健治郎

取締役 岸 曉

取締役 弦間 明

常勤監査役 大島 仁志

常勤監査役 岩佐 哲男

監査役 中野 豊士

監査役 尾c 輝郎

監査役 手塚 一男

役員(2007年7月1日現在)

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たくさんの力をひとつに本年7月、「キリンホールディングス」を発足し、新たな経営体制をスタートさせま

した。キリンといえば、ビールやソフトドリンクを思い浮かべるかもしれません

が、じつは発酵・バイオの技術から培ったノウハウを活かして、医薬品や健康・機能

性食品、そして花やジャガイモまで、グループ各社で幅広く研究、開発。

キリングループは力をひとつに、「食と健康」の未来につながる

新しい提案を続けていきます。ご期待ください。

この報告書は再生紙を使用しており、かつ自然にやさしい大豆インキを使用しております。

キリン掲示板

HARMONIAハーモニア

第169期 中間報告書2007年1月1日から2007年6月30日まで

株主の皆様へ

中間期の業績およびホールディングス体制への

移行についてご説明します。

トピックス

ビールや飲料の新商品、キリンファーマ㈱として

新たなスタートを切る医薬事業についてご説明します。

商号変更に伴う株券引換えについて

正式には政令により、実施日が決定されますが、経

済界・金融界としては、「2009年(平成21年)1月」を実施目標として株券電子化の準備を進めています。

株券電子化に関して「ほふり」への株券お預けのおすすめ

株券が電子化されると…

 旧商号株券(麒麟麦酒株式会社の株券)だけでな

く、新商号株券(キリンホールディングス株式会社

の株券)も無効になります。

 株主様の権利は、当社が開設する口座(特別口

座)で確保されますが、特別口座では株式の売買は

できません。

株券をお手元(自宅、貸金庫等)にお持ちの場合

は、お早めに証券会社を通じて「ほふり」へお預け

いただくことをおすすめします。

なお、旧商号株券(麒麟麦酒株式会社の株券)の

まま「ほふり」に預けることも可能です。ただし、

証券会社によりお取り扱いが異なる可能性があり

ますので、詳細につきましては、お取引の証券会

社にお問合せください。•本ご案内は2007年(平成19年)7月末時点の情報に基づき作成しております。今後出される法律、政・府省令等により、内容が変更となる可能性がございますのでご留意ください。

本件およびその他の株式事務に関するお問合せ先

当社株主名簿管理人 三菱UFJ信託銀行 証券代行部

7 0120–232–711(平日9:00–17:00)

※「ほふり」は、(株)証券保管振替機構の愛称です。

引換え対象となる株券をお持ちの株主様には、本年7月2日発送の「商号変更に伴う株券引換えのご案内」でご連絡いたしました通り、旧商号株券(麒麟麦酒株式会社の株券)は、平成20年1月4日(金)受渡分(実質上は本年12月25日(火)売買成立分)以降は、各証券取引所の市場において流通しなくなります。新商号株券(キリンホールディングス株式会社の株券)への引換え手続きがお済みでない株主様は、お早

めにお手続きをお取りくださいますようお願いします。なお、株券を「ほふり」へ預託することをご検討さ

れている株主様は、左記をご覧ください。

単元未満株式(1株から999株)をお持ちの株主様へ株券を引換えずに旧商号株券のまま、買取または買増制度を利用することが可能です。

また、麒麟麦酒の単元未満株券を合計した株式数または単元未満株券と単元未満の登録不発行株式(株

券が発行されていない株式)を合計した株式数が、1,000株以上となる場合、キリンホールディングスの1,000株券1枚におまとめすることも可能です。

+麒麟麦酒株券500株

麒麟麦酒株券100株

引換え

+ 登録不発行株式100株

キリンホールディングス株券

1,000株

+ キリンホールディングス株券

1,000株 + 登録不発行株式5株+ 登録不発行

株式105株麒麟麦酒株券

500株麒麟麦酒株券

100株

●例1、例2のどちらの場合も、引換え後に登録不発行株式となった株式数について、買取または買増制度を利用することが可能です。

引換え

例1 500株券を1枚と100株券を6枚お持ちの場合

例2 500株券を1枚、100株券を4枚と登録不発行株式105株をお持ちの場合