情報リテラシ第二 - GitHub PagesLaTeX 無料の電子組版ソフト...
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情報リテラシ第二靎見敏行
LaTeX
LaTeX
✤ 無料の電子組版ソフト
✤ スタンフォード大学のDonald E. Knuth(クヌース)教授によって作られたTeXを元に機能強化され作られたソフトウェア
✤ ラテックまたはラテフと読む
✤ 数式の処理を得意とし、論文作成等に広く使われている
✤ コンピュータリテラシの教科書もLaTeXで執筆されているようです
LaTeXチュートリアル
✤ コンピュータリテラシのページからtutorial.zipをダウンロードし、適当な場所に移動してから、tutorial.texをTexShopで開いてください。
文書レイアウトの指定✤ ¥documentclass コマンドで指定する
✤ フォーマットは ¥documentclass[文書レイアウト,文書レイアウト,...]{文書体裁}
✤ 例 ¥documentclass[a4j,12pt]{jarticle}
jarticle 比較的短い文書(レポート等)
jreport 数十ページに及ぶ長い文書(学位論文等)jbook 本を執筆するときに用いる
12pt 文書の標準フォントサイズの指定a4j A4用紙で出力. a5j, b5j, b4jなどがある
twocolumn 2段組の文書主な文書体裁
主な文書レイアウト
表紙の設定✤ ¥maketitleコマンドで表紙を出力することができる
✤ 表紙に指定できるのはタイトル、著者名、日付で、指定するには以下のコマンドを記述する
✤ タイトル
✤ ¥title{タイトル名}
✤ 著者名
✤ ¥author{著者名1 ¥and 著者名2 ¥and 著者名3 }
✤ 日付 ("{}"内部を指定しないと当日の日付が指定される)
✤ ¥date{2016年6月27日}
本文の設定✤ LaTeXでは、¥begin{document}と¥end{document}で囲まれた範囲が出力される
✤ LaTeXでは必須の要素(書き忘れるとエラーになる)
目次✤ ¥tableofcontentsで目次を出力することができる
概要文✤ ¥begin{abstract}と¥end{abstract}で囲まれた範囲が概要文(アブストラクト)として出力される
節、小節✤ ¥section{節名}で節の作成¥subsection{小節名}で囲まれた小節として出力される
✤ 節, 小節番号は自動で採番される
図の取り込み✤ LaTeXでは図を取り込むには¥begin{figure}コマンドを用います
✤ なお、¥begin{figure}コマンドを使うにはファイル先頭部で¥usepackage[dvipdfmx][graphicx]と記述する必要があります
✤ 図番号は自動で採番されます
表の作成✤ LaTeXでは図を取り込むには¥begin{table}コマンドを用います
✤ 表番号は自動で採番されます
✤ 詳しくはtutorial.texで!
箇条書き✤ LaTeXでは箇条書きには以下の3種類があります。
✤ 数字なし箇条書き
✤ itemizeコマンド
✤ 数字付き箇条書き
✤ enumerateコマンド
✤ ラベル付き箇条書き
✤ descriptionコマンド
数式✤ 数式を記述するには方法は3種類用意されています。$で数式を囲う場合、¥[ ¥]で数式を囲う場合、¥begin{equation} ¥end{equation}で囲う場合です。使い分けはtutorial.tex参照
✤ よく使う数式記号と課題使う記号
✤ ^ 上付き文字
✤ _ 下付き文字
✤ ¥infty <= ∞, ¥pi <= π, ¥pm <= ±, ¥sin <= sin, ¥rightarrow <= 「→」, ¥Gamma <= Γ, s
✤ ¥frac{分子の式}{分母の式} <= 分数
✤ ¥sqrt{ルート内の式} <= ルート
✤ ¥int_{区間from}{区間to} <= 積分
✤ ¥lim{n ¥rightarrow ¥infty} <= limitの条件
節, 図, 表の参照
✤ 文章中から節, 図, 表を参照するには、¥ref{ラベル名}で参照します
✤ ラベル名に指定するのは、参照先の節 図 表の¥labelコマンドで指定したラベル名です
LaTeXチュートリアル
✤ コンピュータリテラシのページからthema2-writing.zipをダウンロードし、適当な場所に移動してから、paper.texをTexShopで開いてください。