SS HIPステム専用器具の使用方法
SS HIPステム SS HIPロングステム
A-1 大腿骨頸部の骨切りロングステム使用の場合
A-2 大腿骨髄腔のリーミング
A-3 大腿骨髄腔のラスピング
A-4 ステムトライアルの挿入
A-5 骨頭トライアルの装着
A-6 ボーンプラグの設置
A-7 ボーンプラグの挿入
A-8
P.5
P.6
P.7
P.8
P.9
P.10~11
P.12
B-1 大腿骨髄腔のリーミング
B-2 大腿骨髄腔のラスピング
B-3 ロング用ステムトライアルの挿入
B-4 骨頭トライアルの装着
B-5 ボーンプラグの設置
B-6 ボーンプラグの挿入
P.16
P.17
P.18
P.19
P.20~21
P.22
P.13大腿骨ステムの挿入
A-9 仮整復
A-10
P.14
P.15骨頭ボールの嵌合
ラスプ編ラスプ編
1 2
SS HIPステム専用器具■ 基本器具 トレー(B)
●1 ●2 ●3 ●4 ●5 ●6 ●7
●8●9●10●11
●12
●13 ●14 ●15 ●16
●17 ●18 ●19 ●20 ●21
●22 ●25●26
●27●36
●28●29
●30●32●34●35
●31●33
●23
●24
No. 品 名 数量
B-❶ スターティングリーマ 1
B-❷ テーパーリーマ ① ② 1
B-❸ テーパーリーマ � 1
B-❹ テーパーリーマ ③ 〜 � 1
B-❺ テーパーリーマ ⑤ 1
B-❻ テーパーリーマ ⑥ 1
B-❼ テーパーリーマ ⑦ 1
B-❽ ネックマーカー ① 22mm & 26mm用 1
B-❾ ネックマーカー ② � ③ 22mm & 26mm用 1
B-� ネックマーカー � 22mm & 26mm用 1
B-� ネックマーカー ④ � ⑤ ⑥ ⑦ 22mm & 26mm用 1
B-� ステムトライアル・ハンドル 1
B-� ステムトライアル ① 1
B-� ステムトライアル ② 1
B-� ステムトライアル � 1
B-� ステムトライアル � 1
B-� ステムトライアル ④ 1
B-� ステムトライアル � 1
B-� ステムトライアル ⑤ 1
B-� ステムトライアル ⑥ 1
B-� ステムトライアル ⑦ 1
B-� 骨頭トライアル 22S −4mm 1
B-� 骨頭トライアル 22M ±0mm 1
B-� 骨頭トライアル 22L +3mm 1
B-� 骨頭トライアル 26S −5mm 1
B-� 骨頭トライアル 26M ±0mm 1
B-� 骨頭トライアル 26L +5mm 1
B-� ステム打込棒 1
B-� 骨頭打込器 1
B-� 髄腔ゲージ8mmφ & 9mmφ 1
B-� 髄腔ゲージ10mmφ & 11mmφ 1
B-� 髄腔ゲージ12mmφ & 13mmφ 1
B-� 髄腔ゲージ14mmφ & 15mmφ 1
B-� 髄腔ゲージ16mmφ & 17mmφ 1
B-� プラグホルダー 1
B-� 縦型ヘッドリムーバー 22mm & 26mm用 1
※ステムサイズ3Mはオプションのため、別途お問い合わせ下さい。
1
SS HIPステム ラスプ編ラスプ編
2
■ ラスプ・トレー(R)
●1
●2
●5
●6●7
●8●9
●10●11
●12 ●3
●4
No. 品 名 数量
R-❶ リーマハンドル 1
R-❷ 角ノミ(S) 1
R-❸ ラスプ ① 1
R-❹ ラスプ ② 1
R-❺ ラスプ � 1
R-❻ ラスプ � 1
R-❼ ラスプ ④ 1
R-❽ ラスプ � 1
R-❾ ラスプ ⑤ 1
R-� ラスプ ⑥ 1
R-� ラスプ ⑦ 1
R-� ラスプ用丸棒 2
※ステムサイズ3Mはオプションのため、別途お問い合わせ下さい。
3 4
●1
●1
●2●5●6
●7
●8 ●9 ●10 ●11
●12 ●13 ●14
●15 ●16 ●17 ●18 ●19
●20 ●21
●3
●2●3
●4
SS HIPロングステム専用器具■ 基本器具 トレー(L)
■ ロングステム用ラスプトレー(LR)
●5●6
●4
●7●8
No. 品 名 数量
L-❶ HS32-③M中空ステムトライアル 1
L-❷ HS3L9③18M中空ステムトライアル 1
L-❸ HS3L9③21M中空ステムトライアル 1
L-❹ HS32-④M中空ステムトライアル 1
L-❺ HS3L9④18M中空ステムトライアル 1
L-❻ HS3L9④21M中空ステムトライアル 1
L-❼ HS32-⑥M中空ステムトライアル 1
L-❽ HS32-⑤M中空ステムトライアル 1
L-❾ HS3L9⑤18M中空ステムトライアル 1
L-� HS3L9⑤21M中空ステムトライアル 1
L-� HS3L9⑤25M中空ステムトライアル 1
L-� プラグ挿入ロッド 短 2
L-� プラグ挿入ロッド 長 1
L-� プラグ押し棒 長・短 2
L-� ロング用プラグホルダー 1
L-� ロング用髄腔ゲージ10mmφ&11mmφ 1
L-� ロング用髄腔ゲージ12mmφ&13mmφ 1
L-� ロング用髄腔ゲージ14mmφ&15mmφ 1
L-� ロング用髄腔ゲージ16mmφ&17mmφ 1
L-� テーパーリーマHS3L9③④18、21 1
L-� テーパーリーマHS3L9⑤18、21、25 1
No. 品 名 数量
LR-❶ ラスプ用丸棒 2
LR-❷ ラスプHS3L9③18 1
LR-❸ ラスプHS3L9③21 1
LR-❹ ラスプHS3L9④18 1
LR-❺ ラスプHS3L9④21 1
LR-❻ ラスプHS3L9⑤18 1
LR-❼ ラスプHS3L9⑤21 1
LR-❽ ラスプHS3L9⑤25 1
3
SS HIPステム ラスプ編ラスプ編
4
選定されたステムサイズと同サイズのネックマーカーを選び、大腿骨頸部の切除位置を決めます。ネックマーカーは、22mm及び26mm骨頭の2種類に対応しています。使用予定の骨頭径及びステムサイズに対応したネックマーカーを大腿骨頸部にあて、ネックマーカー頸部のスリット部にオッシレータのブレードを挿入するか、あるいは大腿骨頸部にマーキングを行い切除位置を決めた上で、大腿骨頸部の骨切りを行います。
A-1 大腿骨頸部の骨切り
角ノミを使用して、大腿骨近位部の転子窩近傍にリーミングの為のパイロット孔を設けます。ステムの設置位置が内反位にならないよう、角ノミの中心軸を大腿骨髄腔の軸に一致させることが重要です。
角ノミ(S)(R-2)
切除位置
SS HIPステム
+5
−5
φ26
φ22
−4
+3
± 0
ネックマーカー22mm & 26mm用(B-8~11)
HIPステムHS-3 1HIPステムHS-3 カラーツキ1HIPステムHS-3 2~3HIPステムHS-3 カラーツキ2~3HIPステムHS-3 3.5HIPステムHS-3 カラーツキ3.5HIPステムHS-3 4~7HIPステムHS-3 カラーツキ4~7
ネックマーカー① 22mm&26mm用
ネックマーカー②㉕③ 22mm&26mm用
ネックマーカー35 22mm&26mm用
ネックマーカー④45⑤⑥⑦ 22mm&26mm用
品 名 テーパーリーマ
5 6
パイロット孔よりテーパーリーマを挿入して、髄腔内壁をリーミングします。骨質がやわらかい場合は、リーマハンドルで感触を確かめながら、スターティングリーマから順に大きいサイズのテーパーリーマを使用し、少しずつ削る要領でリーミングを進めてください。なお、骨質が良好な場合は、リーマ・ドライバーとの併用で実施してください。
A-2 大腿骨髄腔のリーミング
ステムの設置位置が内反位にならないよう、リーミング時には大腿骨
軸の方向を正しく確保してください。
注 意
テーパーリーマを挿入する深さは、テーパーリーマにマーキングしてある線が、大腿骨頸部切除面の内側と一致する位置が基準です。テーパーリーマは、ステムサイズ1M及び2M、35M、4M及び45Mがそれぞれ共用になっています。 使用予定のステムサイズに対応したテーパーリーマのマーキングが大腿骨頸部切除面の内側と一致する位置までリーミングしてください。 使用予定のステムサイズと同じ番号のテーパーリーマが最終リーマとなります。
リーマハンドル(R-1)
テーパーリーマ(B-2~7)
3~
45
スターティングリーマ
テーパーリーマ
ステム・サイズ
① ②
③~
⑤
⑥
⑦
1M & 2M
25M
35M & 4M&45M
5M
6M
7M
マーキング
3~45
スターティングリーマ(B-1)テーパーリーマ(B-2~7)マーキング
リーマハンドル(R-1)
ステムサイズ4Mの場合
① ②
③~
⑥
⑦
⑤
HS
32̶④
M
25○
45○
25○
45○
選定されたステムサイズと同サイズのネックマーカーを選び、大腿骨頸部の切除位置を決めます。ネックマーカーは、22mm及び26mm骨頭の2種類に対応しています。使用予定の骨頭径及びステムサイズに対応したネックマーカーを大腿骨頸部にあて、ネックマーカー頸部のスリット部にオッシレータのブレードを挿入するか、あるいは大腿骨頸部にマーキングを行い切除位置を決めた上で、大腿骨頸部の骨切りを行います。
A-1 大腿骨頸部の骨切り
角ノミを使用して、大腿骨近位部の転子窩近傍にリーミングの為のパイロット孔を設けます。ステムの設置位置が内反位にならないよう、角ノミの中心軸を大腿骨髄腔の軸に一致させることが重要です。
角ノミ(S)(R-2)
切除位置
SS HIPステム
+5
−5
φ26
φ22
−4
+3
± 0
ネックマーカー22mm & 26mm用(B-8~11)
HIPステムHS-3 1HIPステムHS-3 カラーツキ1HIPステムHS-3 2~3HIPステムHS-3 カラーツキ2~3HIPステムHS-3 3.5HIPステムHS-3 カラーツキ3.5HIPステムHS-3 4~7HIPステムHS-3 カラーツキ4~7
ネックマーカー① 22mm&26mm用
ネックマーカー②㉕③ 22mm&26mm用
ネックマーカー35 22mm&26mm用
ネックマーカー④45⑤⑥⑦ 22mm&26mm用
品 名 テーパーリーマ
5
SS HIPステム ラスプ編ラスプ編
6
リーマによる形成部分
目立て最終面
ラスプによる掘削部分
ラスプ(R-3~11)
A-3 大腿骨髄腔のラスピング
ス テ ム
ラ ス プ
1M 2M 35M 4M 5M 6M 7M
① ② ④ ⑤ ⑥ ⑦
ラスプは小さいサイズから順に大きいサイズのものを使用するようにして、少しずつ削る要領でラスピングを進めてください。
ラスプ(R-3~11)
ラスプは、目立て最終面が大腿骨頸部の切除面と一致するまで打ち込むことが基準です。 予定サイズまでラスピングを行います。
25M 45M
25○ 35○ 45○
7 8
ステムトライアル・ショルダー部に設けられたネジ部にステムトライアル・ハンドルをネジ込みます。
大腿骨髄腔内にステムトライアルを挿入して、ステムサイズ及び設置位置の確認を行います。ステムサイズが不適切であれば、ステムトライアルを交換して、再度ステムサイズ及び設置位置を確認します。
A-4 ステムトライアルの挿入
ステムトライアル・ハンドル(B-12)
ステムトライアル・ハンドル(B-12)
ステムトライアル(B-13~21)
7
SS HIPステム ラスプ編ラスプ編
8
A-5 骨頭トライアルの装着
骨頭トライアルを大腿骨髄腔内のステムトライアルに取り付けて、仮整復を行います。 φ26mm用骨頭トライアルは、ネックサイズにより色分けされています。
φ22mm/S(-4mm:白色)(B-22)
φ22mm/M(±0mm:白色)(B-23)
φ22mm/L(+3mm:白色)(B-24)
φ26mm/S(-5mm:青色)(B-25)
φ26mm/M(±0mm:灰色)(B-26)
φ26mm/L(+5mm:緑色)(B-27)
仮整復が終わりましたら、ステムトライアル・ハンドルを再び取り付けて、ステムトライアルを抜去します。
A
L
縦型ヘッドリムーバーの取り扱い要領縦型ヘッドリムーバーには、22mm及び26mm骨頭用が用意されており、骨頭トライアルの抜去に利用できます。ハンドルAを左回転させ、距離Lをほぼ0(ゼロ)近くにします。その後、ステム頸部と骨頭トライアルとの間に縦型ヘッドリムーバーの先端(U型形状)部を差し込み、ハンドルAを右回転させますと、骨頭トライアルを簡単に外すことができます。縦型ヘッドリムーバーを使用する場合、外れた骨頭トライアルを落下させないよう、骨頭トライアルを手で包むようにして、抜去操作をしてください。
骨頭トライアル(B-22~27)
縦型ヘッドリムーバー(B-36)
9 10
A-6 ボーンプラグの設置
髄腔ゲージは上下・表裏を逆にして使用することによって、1本で2つのサイズに対応しています。両端にボーンプラグの外径を表す数字と挿入方向を示す矢印が刻印されています。 「髄腔ゲージ10mmφ & 11mmφ」を使用する場合、「10mmφ」と刻印された髄腔ゲージ先端を大腿骨髄腔に挿入し、サイズが不適切であれば、上下・表裏を逆にし、「11mmφ」と刻印された髄腔ゲージ先端を大腿骨髄腔に挿入して大腿骨髄腔の大きさを確認します。さらにサイズが不適切であれば、他のサイズの髄腔ゲージに交換して大腿骨髄腔の大きさを確認します。
髄腔ゲージの目盛は、プラグホルダー先端にボーンプラグを取り付けた時の目盛と一致しております。
髄腔ゲージ(B-30~34)
プラグホルダー(B-35)
髄腔ゲージ 10mmφ & 11mmφの場合
髄腔ゲージ(B-30~34)
上下・表裏を逆
9
SS HIPステム ラスプ編ラスプ編
10
A-6 ボーンプラグの設置
表にテーパーリーマ及び髄腔ゲージの挿入深さを示します。リーミングを行う前にテーパーリーマにおける「L」の位置を髄腔ゲージを用いて確認しておいてください。リーミングが終了したのち、ボーンプラグのサイズを測定します。髄腔内の所定位置まで髄腔ゲージ先端を挿入し、先端部の通過がかたくなり始める髄腔ゲージ先端のサイズと同じサイズのボーンプラグを選定してください。
使用するステムサイズに対応するテーパーリーマを使用して、大腿骨髄腔をリーミングします。リーミングの深さは、テーパーリーマにマーキングしてある線が、大腿骨頸部切除面の内側と一致する位置が基準となります。
HIPステムHS-3 1HIPステムHS-3 カラーツキ1HIPステムHS-3 2HIPステムHS-3 カラーツキ2HIPステムHS-3 2.5HIPステムHS-3 カラーツキ2.5HIPステムHS-3 3.5HIPステムHS-3 カラーツキ3.5HIPステムHS-3 4HIPステムHS-3 カラーツキ4HIPステムHS-3 4.5HIPステムHS-3 カラーツキ4.5HIPステムHS-3 5HIPステムHS-3 カラーツキ5HIPステムHS-3 6HIPステムHS-3 カラーツキ6HIPステムHS-3 7HIPステムHS-3 カラーツキ7
111
112
117
122
122
122
122
132
132
テーパーリーマ ① ②
テーパーリーマ ① ②
テーパーリーマ
テーパーリーマ ③~
テーパーリーマ ③~
テーパーリーマ ③~
テーパーリーマ ⑤
テーパーリーマ ⑥
テーパーリーマ ⑦
(単位: mm)
品 名 A L
140
140
145
150
150
150
150
160
160
プラグホルダー(B-35)
LA
10mm
18mm
髄腔ゲージ(B-30~34)
マーキング
テーパーリーマ
テーパーリーマ及び髄腔ゲージの挿入深さ
テーパーリーマ(B-2~7)
25○
45○
45○
45○
11 12
A-7 ボーンプラグの挿入
10mm
ボーンプラグの中心部にプラグホルダーの先端ネジ部を軽くネジ込んで取付けてください。髄腔内の所定深さに挿入後、プラグホルダーを左回転させるとプラグホルダーは外れ、ボーンプラグは髄腔内の所定の位置に残ります。なお、ボーンプラグが入り難い場合は、プラスティックハンマー等でプラグホルダー上部を軽く叩きながら少しづつボーンプラグを挿入してください。
54
54
67
89
1011
1213
1415
1617
1819
2021
2223
2425
2627
ボーンプラグ
プラグホルダー(B-35)
54
67
89
1011
1213
1415
1617
1819
2021
2223
2425
2627
11
SS HIPステム ラスプ編ラスプ編
12
A-8 大腿骨ステムの挿入
ステム挿入時、前後捻及び内外反の調節操作を可能にするため、ステム打込棒先端は楕円形になっており、ステム・ショルダー部には楕円形の溝を設けています。 ステム・ショルダー部に設けられた楕円形の溝に、ステム打込棒の先端を合わせます。 大腿骨髄腔内に骨セメントを注入後、前後捻及び内外反を調節しながらステム打込棒にてステムを挿入し、圧迫してください。 ステムの挿入が困難となり、ステムを槌打する必要がある場合は、ステム打込棒の先端が、ステム・ショルダー部に設けられた楕円形の溝に確実に入っていることを確認した後、ハンマーでステムを打ち込みます。
ステム打込棒(B-28)
13 14
ステムに骨頭トライアルを取り付けて、仮整復を行います。 仮整復後に、骨頭トライアルがステムから抜けなくなった場合は、縦型ヘッドリムーバーをご使用ください。
A-9 仮整復
縦型ヘッドリムーバーの取り扱い要領縦型ヘッドリムーバーには、22mm及び26mm骨頭用が用意されており、骨頭トライアルの
抜去に利用できます。ハンドルAを左回転させ、
距離Lをほぼ0(ゼロ)近くにします。その後、ステム
頸部と骨頭トライアルとの間に縦型ヘッドリムー
バーの先端(U型形状)部を差し込み、ハンドル
Aを右回転させますと、骨頭トライアルを簡単に外
すことができます。
縦型ヘッドリムーバーを使用する場合、外れた
骨頭トライアルを落下させないよう、骨頭トライ
アルを手で包むようにして、抜去操作をしてくだ
さい。
骨頭トライアル(B-22~27)
A
L
骨頭トライアル(B-22~27)
縦型ヘッドリムーバー(B-36)
13
SS HIPステム ラスプ編ラスプ編
14
A-10 骨頭ボールの嵌合
ステム・テーパー部分の血液の付着、汚れ等を完全に拭き取るとともに、糸クズ、セメント、骨片等あらゆる異物が付着していないことを確認してください。骨頭ボールを回転させながら挿入し、骨頭打込器を用いて3回槌打します。骨頭ボールがステムに完全に嵌合したことを確認します。
骨頭打込器(B-29)
・セラミックス製骨頭ボールとステム・テーパー部との嵌合部には、小さな骨片などの異物が噛みこまないよう、充分ご注意ください。異物が噛みこむと、ボールとステムが正しく嵌合されず、セラミックス製骨頭ボールの強度が低下し、術後にボールの破損が生じる恐れがあります。・セラミックス製骨頭ボールとステム・テーパー部が正しく嵌合するよう、骨頭ボールの取り付けにあたっては、骨頭ボールを回転させながら挿入して嵌合を確かめながら行なってください。
注 意
セラミックス製骨頭ボールを金属ハンマーなどで直接槌打することは絶対に
避け、専用の骨頭打込器を使用して槌打してください。セラミックス製骨
頭ボールの表面にキズ・亀裂などが生じると、強度が低下したり、破損す
る恐れがあります。
注 意
15 16
パイロット孔よりテーパーリーマを挿入して、髄腔内壁をリーミングします。骨質がやわらかい場合は、リーマハンドルで感触を確かめながら、スターティングリーマから使用予定のステムサイズに対応したテーパーリーマを使用して少しずつ削る要領でリーミングを進めてください。なお、骨質が良好な場合は、リーマ・ドライバーとの併用で実施してください。
B-1 大腿骨髄腔のリーミング
ロングステム使用の場合
ステムの設置位置が内反位にならないよう、リーミング時には大腿骨
軸の方向を正しく確保してください。
注 意
テーパーリーマを挿入する深さは、テーパーリーマにマーキングしてある線が、大腿骨頸部切除面の内側と一致する位置が基準です。テーパーリーマは、ステムサイズにより、それぞれ共用になっています。 使用予定のステムサイズに対応したテーパーリーマのマーキングが大腿骨頸部切除面の内側と一致する位置までリーミングしてください。 使用予定のステムサイズに対応したテーパーリーマが最終リーマとなります。
リーマハンドル(R-1)
テーパーリーマ(L-20,21)
スターティングリーマ
テーパーリーマHS3L9
ステムHS3ロング
ステムサイズ
③④,18,21
⑤,18,21,25
3-180-10
3-210-10
4-180-10
4-210-10
5-180-11
5-210-11
5-251-11
マーキング
スターティングリーマ(B-1)
マーキング
リーマハンドル(R-1)
ステムHS3ロング3-210-10の場合
18 21
18 21 25
1821
15
SS HIPステム ラスプ編ラスプ編
16
リーマによる形成部分
目立て最終面
ラスプによる掘削部分
ラスプHS3L9(LR-2~8)
B-2 大腿骨髄腔のラスピング
ステムHS3ロング
ラスプHS3L9
3-180-10 3-210-10 4-180-10 4-210-10 5-180-11 5-210-11 5-251-11
ラスプは小さいサイズから順に大きいサイズのものを使用するようにして、少しずつ削る要領でラスピングを進めてください。
ラスプHS3L9(LR-2~8)
ラスプは、目立て最終面が大腿骨頸部の切除面と一致するまで打ち込むことが基準です。 予定サイズまでラスピングを行います。
③18 ③21 ④18 ④21 ⑤18 ⑤21 ⑤25
17 18
ロング用ステムトライアル・ショルダー部に設けられたネジ部にステムトライアル・ハンドルをネジ込みます。
大腿骨髄腔内にロング用ステムトライアルを挿入して、ステムサイズ及び設置位置の確認を行います。ステムサイズが不適切であれば、ロング用ステムトライアルを交換して、再度ステムサイズ及び設置位置を確認します。
B-3 ロング用ステムトライアルの挿入
ステムトライアル・ハンドル(B-12)
ステムトライアル・ハンドル(B-12)
ロング用ステムトライアル(L-1~11)
17
SS HIPステム ラスプ編ラスプ編
18
B-4 骨頭トライアルの装着
骨頭トライアルを大腿骨髄腔内のロング用ステムトライアルに取り付けて、仮整復を行います。 φ26mm用骨頭トライアルは、ネックサイズにより色分けされています。 φ22mm/S
(-4mm:白色)(B-22)
φ22mm/M(±0mm:白色)(B-23)
φ22mm/L(+3mm:白色)(B-24)
φ26mm/S(-5mm:青色)(B-25)
φ26mm/M(±0mm:灰色)(B-26)
φ26mm/L(+5mm:緑色)(B-27)
仮整復が終わりましたら、ステムトライアル・ハンドルを再び取り付けて、ロング用ステムトライアルを抜去します。
A
L
縦型ヘッドリムーバーの取り扱い要領縦型ヘッドリムーバーには、22mm及び26mm骨頭用が用意されており、骨頭トライアルの抜去に利用できます。ハンドルAを左回転させ、距離Lをほぼ0(ゼロ)近くにします。その後、ステム頸部と骨頭トライアルとの間に縦型ヘッドリムーバーの先端(U型形状)部を差し込み、ハンドルAを右回転させますと、骨頭トライアルを簡単に外すことができます。縦型ヘッドリムーバーを使用する場合、外れた骨頭トライアルを落下させないよう、骨頭トライアルを手で包むようにして、抜去操作をしてください。
骨頭トライアル(B-22~27)
縦型ヘッドリムーバー(B-36)
19 20
109
87
65
411
1213
1415
1617
1819
2021
2223
2425
2627
10
98
76
5111213141516171819202122232425262728293031
10
98
76
5111213141516171819202122232425262728293031
10
98
76
5111213141516171819202122232425262728293031
B-5 ボーンプラグの設置
ロング用髄腔ゲージは上下・表裏を逆にして使用することによって、1本で2つのサイズに対応しています。両端にボーンプラグの外径を表す数字と挿入方向を示す矢印が刻印されています。 「ロング用髄腔ゲージ10mmφ & 11mmφ」を使用する場合、「10mmφ」と刻印されたロング用髄腔ゲージ先端を大腿骨髄腔に挿入し、サイズが不適切であれば、上下・表裏を逆にし、「11mmφ」と刻印されたロング用髄腔ゲージ先端を大腿骨髄腔に挿入して大腿骨髄腔の大きさを確認します。さらにサイズが不適切であれば、他のサイズのロング用髄腔ゲージに交換して大腿骨髄腔の大きさを確認します。
ロング用髄腔ゲージの目盛は、ロング用プラグホルダー先端にボーンプラグを取り付けた時の目盛と一致しています。
ロング用髄腔ゲージ(L-16~19)
ロング用プラグホルダー(L-15)
ロング用髄腔ゲージ 10mmφ & 11mmφの場合
ロング用髄腔ゲージ(L-16~19)
上下・表裏を逆
10
98
76
5111213141516171819202122232425262728293031
10
98
76
5111213141516171819202122232425262728293031
19
SS HIPステム ラスプ編ラスプ編
20
B-5 ボーンプラグの設置
109
87
65
411
1213
1415
1617
1819
2021
2223
2425
2627
表にテーパーリーマ及びロング用髄腔ゲージの挿入深さを示します。リーミングを行う前にテーパーリーマにおける「L」の位置をロング用髄腔ゲージを用いて確認しておいてください。リーミングが終了したのち、ボーンプラグのサイズを測定します。髄腔内の所定位置までロング用髄腔ゲージ先端を挿入し、先端部の通過がかたくなり始めるロング用髄腔ゲージ先端のサイズと同じサイズのボーンプラグを選定してください。
使用するステムサイズに対応するテーパーリーマを使用して、大腿骨髄腔をリーミングします。リーミングの深さは、テーパーリーマにマーキングしてある線が、大腿骨頸部切除面の内側と一致する位置が基準となります。
(単位: mm)
ロング用プラグホルダー(L-15)
LA
10mm
18mm
テーパーリーマ及びロング用髄腔ゲージの挿入深さ
1821
マーキング
テーパーリーマ(L-20、21)
10
98
76
5111213141516171819202122232425262728293031
ロング用髄腔ゲージ(L-16~19)
品名 A L テーパーリーマ
ステムHS3 ロング 3-180-10 152 180
HS3L9③/HS3L9④18,21ステムHS3 ロング 3-210-10 182 210
ステムHS3 ロング 4-180-10 152 180
ステムHS3 ロング 4-210-10 182 210
ステムHS3 ロング 5-180-11 152 180
HS3L9⑤18,21,25ステムHS3 ロング 5-210-11 182 210
ステムHS3 ロング 5-251-11 222 250
21 22
109
87
65
411
1213
1415
1617
1819
2021
2223
2425
2627
109
87
65
411
1213
1415
1617
1819
2021
2223
2425
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B-6 ボーンプラグの挿入
10mm
ボーンプラグの中心部にロング用プラグホルダーの先端ネジ部を軽くネジ込んで取付けてください。髄腔内の所定深さに挿入後、ロング用プラグホルダーを左回転させるとロング用プラグホルダーは外れ、ボーンプラグは髄腔内の所定の位置に残ります。なお、ボーンプラグが入り難い場合は、プラスティックハンマー等でロング用プラグホルダー上部を軽く叩きながら少しづつボーンプラグを挿入してください。
54
ボーンプラグ
ロング用プラグホルダー(L-15)
21
SS HIPステム ラスプ編ラスプ編
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